出版社内容情報
バランスシート不況が次の段階に入り、IT投資も増えてきた日本経済。2年先が楽しみだ。米国・アジア経済の行方を読みつつ復活への道筋を明示する。
最悪の状況を脱した日本経済。自律回復に向け、どのような道筋を辿るのか。
▼本書では、株・債券・不動産等のマーケット分析から日本経済の近未来を読み切る。
▼著者は言う。「日本経済はまだ96年の水準にまで戻っていない。いま財政支出を止めれば再びメルトダウン状況に陥るだろう」「土地は一部地域で下げ止まり、消費マインドも回復している。IT投資の増大も考えると後2~3年でバランスシート不況を脱出するだろう」「現在、長期金利は低く国債の価格は高水準にある。つまり投資対象としての国債に人気が集中している訳で、マーケットは赤字国債による財政支出を容認していると言えよう」「怖いのは金利上昇より、上がらない危険である。バランスシート不況を脱しても皆が『借金拒絶症』に陥ったら、結局いつまでも政府がお金を遣い続けざるを得なくなる」
▼バランスシート不況という怪物の実態に迫りその解決策を提示する21世紀の経済原論。
●第1章 金融政策を無力化したバランスシート不況
●第2章 財政出動こそ回復への絶対条件
●第3章 バランスシート不況の第二段階
●第4章 良い財政赤字と悪い財政赤字
●第5章 残る金融問題とその解決
●第6章 アジア経済・復活の構造
●第7章 日本を揺るがしかねないアジアの火種
●第8章 アメリカ経済の動向と日米政策協力
●第9章 日本企業・体質強化への提言
内容説明
自律回復への道筋が見えた!卓越したマーケット分析から日本経済の未来を読み切る。2年ぶりの渾身書き下ろし!世界に問う、21世紀の経済原論。
目次
第1章 金融政策を無力化したバランスシート不況
第2章 財政出動こそ回復への絶対条件
第3章 バランスシート不況の第二段階
第4章 良い財政赤字と悪い財政赤字
第5章 残る金融問題とその解決
第6章 アジア経済・復活の構造
第7章 日本を揺るがしかねないアジアの火種
第8章 アメリカ経済の動向と日米政策協力
第9章 日本企業・体質強化への提言
感想・レビュー
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Hisashi Tokunaga
psi_x
緑色と風