出版社内容情報
生活習慣が人の遺伝子に大きな影響を及ぼしていることがわかってきた。健康で幸せな人生を送るための方法を遺伝子レベルから解明する。
大阪大学医学部の教授である森本兼嚢氏は、日本でも有名な、環境医学、細胞遺伝子学、ストレス医学の専門家である。氏は以前より、病気(特に生活習慣病)になるかどうかは、その人のライフスタイルが決めると唱え、予防医学の立場から、現代人に警鐘を鳴らしつづけている。
▼悪いライフスタイル(ストレス、睡眠不足、不規則な食事、タバコ、お酒の飲みすぎなど)を続けることにより、遺伝子レベルで染色体に変異をおこし、それがガンの始まりとなることがわかってきている。つまり、ライフスタイルが遺伝子に影響をあたえ、ひいてはその人の人生を変えてしまうのである。
▼氏は、本書にある8つの生活習慣に気をつけることで、生活習慣病を予防できると主張している。
▼病気は、かかってから治せばよいという価値観を根本的に変え、病気にかからないように心がけることこそが、これからのわれわれひとりひとりの人生にとって、最も大切な要素となってくる。
●第1章 染色体異常とは
●第2章 遺伝子とライフスタイルの関係
●第3章 生活習慣が健康をつくる
●第4章 21世紀の健康づくり
●第5章 21世紀の健康観と人生観
内容説明
病気になる人、ならない人は、どこが違うのか!?予防医学の研究者が明かす、ライフスタイルと遺伝子の相関性。
目次
第1章 染色体異常とは
第2章 遺伝子とライフスタイルの関係
第3章 生活習慣が健康をつくる
第4章 二一世紀の健康づくり
第5章 二一世紀の健康観と人生観
著者等紹介
森本兼曩[モリモトカネヒサ]
大阪大学医学部教授(環境医学教室)。医学博士。1971年東京大学工学部原子力工学科卒業。1980年同大学院医学系研究科修了。1978~1980年カリフォルニア大学サンフランシスコ医学校留学。1984年東京大学医学部助教授。1987年大阪大学医学部教授に就任。1993年第30回ベルツ賞受賞。著書に『ライフスタイルと健康』(医学書院)、『ストレス危機の予防医学』(日本放送出版協会)ほか多数。主要研究テーマ:環境医学、細胞遺伝学、ストレス医学
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