出版社内容情報
教育とは歴史が培ってきた固有の文化を伝える教養のあり方である――教育の達人が25年ぶりに書いた全ての日本人に贈る教育復活の道。
以前には考えられなかった恐ろしいことが子供の世界で起きている。心の教育、いのちの教育は子供たちの心を温める知恵と方法を探すことによってかなえられるとする著者は、かつて教育論のベストセラーを書いた教育の達人。冷たく閉ざされた子供の心を温める教育の知恵、教育の再興を、日本人の精神のあり方から説いている本書は日本人論として読んでも興味深い。いわく｢日本の文化を離れて日本の教育はありえない」「教養とは集団のなかで自分の役割を見定める力」「やさしさはたしかな身体感覚から生まれる」「日本人の道徳観の底には美意識が生きている」「親の愛は失意の子にかける言葉にこめられる」「切れやすい心の表皮も温めれば伸びる」「教育は世界から子供を守り、子供から世界を守る」「日本語の乱れは日本人の心の乱れである」「教育は自分の立つところを知る者のみが行える」等。教育の荒廃を憂うる著者が25年ぶりに世に問う渾身の教育論。
●第一話 思考体力 創造体力を身につける
●第二話 教育者には人相、服装、情操の「三ソウ」が問われている
●第三話 切れやすい心の表皮も温めれば伸びる
●第四話 ｢平和教育」も「平等教育」も冷たい。もっと心を温めよう
●第五話 教育する姿が、教育をしている
●第六話 日本語は日本人の心の音、心の姿である
内容説明
教育の荒廃を“日本人の精神のあり方”から見つめなおした、第一人者による教育再興の書。
目次
プロローグ―心を温める教育へ
第１話 思考体力・想像体力を身につける
第２話 教育者には人相、服装、情操の「三ソウ」が問われている
第３話 切れやすい心の表皮も温めれば伸びる
第４話 「平和教育」も「平等教育」も冷たい。もっと心を温めよう
第５話 教育する姿が、教育をしている
第６話 日本語は日本人の心の音、心の姿である
おわりに―本を愛する日本人が日本の教育を救う
