出版社内容情報
中小企業向けの文具配送からお客ニーズに合った全ての商品対応に進化し急成長するアスクル。顧客第一を実直に守る経営ノウハウを探る。
中小オフィス向け文具配達から始まり、コーヒー、食器乾燥機の提供まで、あらゆる「ワガママ」に応え、急成長を遂げるアスクル。ここには新ビジネスのヒントが溢れている。
▼本書では、岩田彰一郎社長の肉声も交えながら、その経営思想・戦略の凄さに迫る。
▼アスクルの経営思想の基本には「顧客第一を実直に実行する。そのためにきめ細かく顧客の声を集め、それを必ず形にする」というものがある。それを実現するため「顧客の声の全てをメーカーに流し、共同でニーズを満たす商品開発を行なう」「商品は基本的に明日来る。都内では今日来る」というシステムを構築した。また最近では、インターネットによる「B2Bマート」が急速に伸び、さらなる顧客サービスとして、ホームページ作成、財務会計ソフト、イントラネットの開発なども手掛けている。
▼需要(消費者)サイドに立つ新しい仲介業という21世紀モデルで躍進する、アスクルの全てが分かる本。
[1]アスクル創業物語
[2]顧客と共に進化する企業
●マーチャンダイジング最前線
●データマイニングとカスタマー・リレーションシップ・センター
●「エージェント」システム――顧客開拓と代金回収
●物流センター
●インターネットによる未来開発戦略
●価値開発最前線
[3]21世紀への挑戦
●21世紀への新たなる戦略
●アスクル型ビジネス・デザインのヒント
[エピローグ]中小オフィスのワーク・プロデューサー
内容説明
顧客の声にきめ細かく対応。問題解決のサポートに徹する。このビジネス・デザインが急成長を生んだ。
目次
プロローグ 急成長企業・アスクルとは何か
1 アスクル創業物語
2 顧客と共に進化する企業(マーチャンダイジング最前線;データマイニングとカスタマー・リレーションシップ・センター;「エージェント」システム―顧客開拓と代金回収;物流センター;インターネットによる未来開発戦略;価値開発最前線)
3 21世紀への挑戦(21世紀への新たなる戦略;アスクル型ビジネス・デザインのヒント)
エピローグ 中小オフィスのワーク・プロデューサー
著者等紹介
井関利明[イゼキトシアキ]
昭和34年、慶応義塾大学経済学部卒、同大学大学院社会学研究科博士課程修了。イリノイ大学客員準教授、慶応義塾大学文学部教授、総合政策学部教授を経て、現在、千葉商科大学政策情報学部長。専攻は、行動科学、マーケティング論。主な著書に、『消費行動の理論』(編、丸善)『生活起点発想とマーケティング革新』(編著、国元書房)『One to Oneマネジャー』(監訳、ダイヤモンド社)など多数
緒方知行[オガタトモユキ]
昭和37年、早稲田大学卒業。昭和39年、株式会社商業界入社。『販売革新』、『商業界』各編集長、取締役編集局長などを経て独立。昭和58年、株式会社オフィス2020設立。現在、月刊誌『2020AIM』主幹。主な著書に、『タイピンカンリ』(イースト・プレス)、『二人の流通革命~中内功と鈴木敏文』(日経BP社)『お客を選べ』(ダイヤモンド社)『セブン-イレブン流通情報戦略』(TBSブリタニカ)など多数
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