出版社内容情報
庶民にとってあの太平洋戦争とは何だったのか? 出征、疎開、教練、空襲……各界の著名人たちが身をもって体験した戦争の記憶。 太平洋戦争から半世紀以上が経ち、当時の鮮烈な記憶も徐々に薄れつつある。この平和な日本の国土で、ついこの間戦争があったことなど、いまの若い人々には信じ難いことであろう。しかし、現在の沖縄基地問題や憲法問題を見れば、あの戦争が我々の暮らしにいまなお尾を引いていることに、否応なく気づかされるはずである。▼本書は各界の著名人38名が、それぞれの戦争体験を赤裸々に綴ったアンソロジーである。著者には、五木寛之、池波正太郎、司馬遼太郎ら作家陣を中心に、高峰秀子、沢村貞子、三木のり平ら俳優陣、さらに土光敏夫、本田宗一郎ら経済人、平山郁夫、赤塚不二夫ら画家・漫画家などそうそうたるメンバーである。▼ひと口に戦争体験といっても、一様ではない。出征で戦地に赴いた人、国内で空襲にあった人、空襲を避け田舎に疎開した人、敵に捕われ収監された人など。ぜひ次代に伝えたい記録である。 ●軍靴の響きー高峰秀子 ●燃え広がる戦火ー田辺聖子 ●予想外の出来事ではなかったー藤沢周平 ●無明の世界ー司馬遼太郎 ●一枚の号外ー淀川長治 ●次男の病死、長男の出征ー加藤シズエ ●大空の死闘ー堀越二郎 ●私のなかの予備学生ー阿川弘之 ほか
内容説明
日本国民にとって、あの戦いとはなんだったのか。各界著名人38名が語る私の戦争体験。
目次
軍靴の響き(高峰秀子)
燃えひろがる戦火(田辺聖子)
予想外の出来事ではなかった(藤沢周平)
無明の世界(司馬遼太郎)
一枚の号外(淀川長治)
次男の病死、長男の出征(加藤シヅエ)
大空の死闘(堀越二郎)
私のなかの予備学生(阿川弘之)
入営前―最後の試合は甲子園(川上哲治)
教練の出席率(松本清張)〔ほか〕
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パン太郎
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Mayu
竹