出版社内容情報
これからは大人に勉強が必要な時代。数々のベストセラー参考書を手がけた精神科医が、効率的に成果のあがる勉強のノウハウを伝授する。 能力主義社会、そして人生80年の長寿社会である現代は大人にこそ勉強が必要であると著者。学校の勉強が嫌いだった人でも、遅すぎることはない。学ぶために必要な能力を身につけ、そのためのテクニックを知れば、競争社会をサバイバルできるだけでなく、何歳になっても知的に若々しく人生を楽しむことができる。▼著者は精神科医であると同時に、自ら大学受験生を対象とした通信講座を主催。著者に数々のベストセラー参考書もあり、受験勉強研究家としても実績がある。▼本書では、まず、最近の精神医学や知能研究の成果をふまえて、IT時代に役に立つ「頭のよさ」とはどういうことかを考察する。さらに本書では、英語学習やライセンス取得、仕事上のプレゼンテーションなどについての、効率的に成果のあがる勉強の技術も紹介する。何歳になっても、実力を磨くことで人生の選択肢は増やしたい??そんなチャレンジ精神を刺激する一冊である。 ●プロローグ 大人が勉強する時代 ●第1章 IT時代に求められる能力 ●第2章 頭をよくするトレーニング ●第3章 能率を上げる勉強術 ●第4章 ライセンス取得のテクニック ●エピローグ 学びの社会の再建を
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海月
79
心理学の先生が書いた勉強法だけあって心理的な攻め方での勉強法を伝授いただきました!やはり似たようなジャンルの本を何冊か読むと同じこと言ってるからこれはみんな思うことで大事なことだととか言ってることが違うとか色々分かるようにやってきました!以前読んだ読書の仕方の本が改めて役に立ってる様子です☆ ここ数ヶ月なかなかに成長できてる…ような気がします(笑)2021/07/16
TakaUP48
52
「ボケるまで勉強は必要!」と手にしたこの本。勉強に大事な要素は「動機」。英語対策は、翻訳ソフトの進歩により、日本語でのが説得力や論理性、教養を持つ方が必要。21世紀型の「頭のよさ」には、認知心理学から①自分の能力の限界の予測②自己の現状の問題の明確化をできる「メタ認知能力」が必要。メタ認知の基本は、自分の認知に対する自問。自分の感情状態と自分の考えたことを紙に書いて記録するDTRを後で見返すと、自分の思考パターンが感情で左右されていることを知る。要するに、その時の感情・知識を書いて、後で見直せ!かな。2021/12/02
momogaga
39
大人になって勉強を続けているが、なかなか役に立っていないため読み始めた本。「メタ認知」「仮説検証」などは、分かりやすく説明してあり、これからの勉強に役立つ方法だ。これからも勉強法に迷った時は読みたい本だ。 2015/12/30
さきん
26
IQももちろん共感性を養うEQを上げるのも大事。資格、ライセンスは不景気こそ役立つと思われるも、実際は競争も激化するうえに需要を満たせば収入は下がるうえ、かける労力もバカにならないと否定的。社会人だからこそ見えてくる学問の面白さがある。2020/02/16
流之助
25
一昔前の学歴社会からの反動のせいか、近年メディアを通じて「勉強ばかりしていてはダメ」という考えが必要以上に強調され、日本のこれまでの長所を捨てた悪名高い「ゆとり教育」という極端な国策も手伝ってか、勉強に対するイメージの低下というのは無意識に感じてきた。著者はそのことに対して異を唱え、これから必要となる学力について、そして大人こそが勉強した方が良いということを説いている。厳しい現実を伝えつつも義務感でなく意欲や興味を持って学ぶことの良さを語る趣旨に共感。自分に合った勉強法を考えてみたくなった。2019/10/04