出版社内容情報
孤独とどうつき合うか、病や死をどう考えるか、日本人としてどう生きるか。小説、日記、手紙などから生きる勇気のわくメッセージ集。 「すみれほどな 小さき人に 生まれたし」。この夏目漱石の俳句を故・司馬遼太郎は大好きだったという。エッセイや講演などでよく引用しては、「この句に漱石の基本的な悲しみが読めるんです」と語ったという。▼漱石は苦悩の人生を歩んだと言えるだろう。日本人や日本社会への憤り、英国留学で味わった劣等感、慢性的なうつ症状、我が子の病死……。華やかな作家生活を送ったと見られがちな漱石だが、その内面は実に深刻だった。その漱石が最後にたどりついた境地が「則天去私」だった。“天に則って私を去る”まさに己れのエゴを捨て、天の命ずるままに生きるのが悩みを解脱する道である、と漱石は悟ったのであろう。▼本書は、そんな漱石が自ら語ったメッセージを小説、書簡、日記、講演などから選んで解説を加えたものである。自分自身が悩める人だっただけに、その言葉は慈愛にあふれ、説得力がある。日本人にとってなつかしく、また心強い人生の書である。 ●第1章 人間関係について ●第2章 家族について ●第3章 男と女について ●第4章 教育について ●第5章 孤独とのつき合い方 ●第6章 老い、病、死について ●第7章 学問や芸術について ●第8章 仕事について ●第9章 日本人としての誇り
内容説明
苦悩を内に秘めつつ、「則天去私」の境地にたどりついた漱石。生き方に迷った人への滋味あふれるメッセージ集。小説、書簡、講演などから厳選した珠玉の名言。
目次
第1章 人間関係について
第2章 家族について
第3章 男と女について
第4章 教育について
第5章 孤独とのつき合い方
第6章 老い、病、死について
第7章 学問や芸術について
第8章 仕事について
第9章 日本人としての誇り




