出版社内容情報
かつて「東洋のベニス」と呼ばれ、アジアとヨーロッパの接点として繁栄の頂点を極めた中世の「黄金の都」。その盛衰に何を学ぶか? かつて「東洋のベニス」と呼ばれ、中世世界随一の栄華を誇った国際貿易都市・堺。日明貿易や南蛮貿易の交易拠点となることで、アジア世界とヨーロッパ世界を遭遇させ、新たな世界史をつくり出した。▼千利休をはじめとする「茶の湯」文化を生み出すなど高度な文化を持った自治都市・堺。この「黄金の都」はいったいどのような都市だったのか? なぜ突然歴史の表舞台から消えたのか? 堺商人たちの莫大な富はいかにして失われたのか?▼本書は、経済的な繁栄を失い、文化活動も停滞し、最先端の技術を持ちながら衰退の道を辿った堺の「黄金の日々」とその後の運命を描き出す。▼目次より、●アジア海域の時代と日本 ●どのようにして巨万の富を築いたか ●金持ち都市の富のゆくえ ●成熟都市・堺の衰退 ●近代に何が受けつがれたか▼アジアとヨーロッパの接点として栄えた中世の「黄金の都」堺。その盛衰にわれわれは何を学ぶかを考える一冊である。 ●第1章 アジア海域の時代と日本 ●第2章 どのようにして巨万の富を築いたか ●第3章 金持ち都市の富のゆくえ ●第4章 成熟都市・堺の衰退 ●第5章 近代に何が受けつがれたか
内容説明
かつて「東洋のベニス」と呼ばれ、中世世界随一の栄華を誇った国際貿易都市・堺。日明貿易や南蛮貿易の交易拠点となることで、アジア世界とヨーロッパ世界を遭遇させ、新たな世界史をつくり出した。この「黄金の都」はなぜ突然歴史の表舞台から消えたのか?堺商人たちの莫大な富はいかにして失われたのか?経済的な繁栄を失い、文化活動も停滞し、最先端の技術を持ちながら衰退の道を辿った堺の「黄金の日々」とその後の運命を描き出す。
目次
第1章 アジア海域の時代と日本(長期の十六世紀;アジア海域へ集まる西洋諸国)
第2章 どのようにして巨万の富を築いたか(日明貿易と堺の繁栄;蘇る堺港の「黄金の日々」)
第3章 金持ち都市の富のゆくえ(衰退する堺の「黄金の日々」;新分野開拓に生死を賭ける ほか)
第4章 成熟都市・堺の衰退(成熟期を迎えた近世・堺;文化の衰えた都市は衰退する)
第5章 近代に何が受けつがれたか(物のはじまりゃなんでも堺;時代を先取りした大人物たち)
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