レイテ沖海戦

レイテ沖海戦

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  • サイズ B6判/ページ数 414p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569608273
  • NDC分類 391.27
  • Cコード C0031

出版社内容情報

  連合艦隊、最後の大勝負! わずかな可能性に賭けて敗色濃厚な戦局に敢えて挑んだ男たち。その戦いの全貌を活写する迫真の戦史ドキュメント。  昭和19年10月22日に戦われたレイテ沖海戦は、史上最大の海戦であった。北は沖縄から、南はフィリピン南端、東はサマール島沖合から、西はパラワン水道にいたる広大な戦場で、艦艇(駆逐艦以上)198隻、飛行機2000機が敵味方に分かれ、レイテ湾に入った700隻以上の艦艇および輸送艦、レイテ島に上陸した10万数千名のマッカーサー軍を焦点として死闘を繰り広げた。この戦いでの敗北が、太平洋戦争における日本の敗北を決定的にしたといえる。 本書は、この海戦を海軍兵学校七十三期(当時21歳)を中心に取材して描いたドキュメントである。長らく闇に閉ざされてきた連合艦隊の謎にも挑んでいる。栗田艦隊は、なぜ反転したか。神風特攻隊は、いかにして始まったか。当時存命の栗田健男、小沢治三郎、志摩清英、各提督にも直接取材を行なっている。 今年で終戦54年。連合艦隊最大の戦艦大和は、いまだ海底に眠っている。心を打つ決定版である。  ●出撃 ●接敵 ●戦機 ●犠牲 ●突入 ●決戦 ●離脱 ●葬送

内容説明

栗田艦隊は、なぜ反転したか。神風特攻は、いかにして始まったか。連合艦隊の謎に挑むドキュメント。史上最大にして、最後の海戦。

目次

出撃―「われわれは誓って生還は期さない」
接敵―「旗艦愛宕がやられた、煙が出ている」
戦機―「攻撃せよ、攻撃せよ、幸運を祈る」
犠牲―「天佑ヲ確信シ、全軍突撃セヨ」
突入―「もう走れないな、這って歩くだけだ」
決戦―「馬鹿野郎、敵はすぐそこにいるんだ!」
離脱―「武人の情けだ、引き返そう」
葬送―「海行かば水漬く屍、山行かば草むす屍…」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

12
某ゲーム某イベに合わせ再読。秋もすまぬすまぬこんな無能采配しか取れない私にどうこういう資格なぞないわとなりつつ、でももう少し何とかできなかったんですかね…、ミッドウェーで十分だったのでは、…情報処理能力がひどいのでは、…いや、なにも変わってないのだ今現在もと死んだ目で読んでいたけど、今回もやっぱりそうなった。上意下達の、死が定められた極限状態で、それでも自分たちがすべきと定められたことから逃げなかった、逃げられなかった方々の御冥福を祈ります。海面を覆い尽くす真っ黒な重油の重たさがホントしんどかった。2017/12/10

手押し戦車

9
大本営はレイテ湾突入を指示し戦艦は敵戦艦との戦いを望んでいた見解の相違敵は大和、武蔵の連合の強みを無効にするため武蔵を沈没させ空母部隊は囮作戦に釣られ遠くへ引きつけ、神風特攻隊も大きな戦果をあげた。全てはレイテ湾に突入のための最大の貢献をしていた。最後に突入前に指揮官の所に現場での成果の情報が全く入ってこない状況になる結果、謎の反転と言われる結果になった。組織でも現場の最前線の情報をフラットな階層にしてノイズの入らない生の情報が入るようにしないと貢献に対し最大の決断ができない。時に曖昧な状況でも決断がいる2014/06/04

元気ハイター

0
想像を絶する船乗りたちの物語が綴られている。幾度もの潜水艦の雷撃、空襲に耐え、ひたすらにレイテ湾を目指す男たち。心身ともにボロボロになりながら、華々しく散る機会にも見放され、数を減らし寂しく帰港する艦隊。悲壮に満ちた激戦の日々が、重厚な文章によって描かれている。厳しい訓練に耐え、技神となった乗員たちの魂は一つになり、確かに米艦隊を震え上がらせた。限界を超えた戦士たちが抱く死生観に、何か神々しいものを感じ、大切なものを受け取ったような気がする。2017/01/06

0
壮絶な闘いだったことが分かる 国を挙げての特攻作戦にはアメリカ人も肝を冷やしただろう 日本人のこういった行動が「ジャップは何をするか分からない」という恐怖心を与え敗戦濃厚の時期でも本土上陸決戦を躊躇わせた一因だという説もある  あらためて殉国の英霊に心から感謝と敬意を表したい2015/08/24

卍ザワ

0
日本海軍の戦局的な敗北となる、レイテ沖海戦を描く、力作であるが、予備知識の不足を実感した。軍艦の種類と艦数が多く、あと登場人物も多くて、状況を把握できず、場面々々の展開がよく分からなかった。2023/10/25

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