出版社内容情報
なぜ大阪人はケチなのか? 会津人は長州人と仲が悪いのか? 今なお私たちが持つ藩意識の淵源を探りだすことで地域のあり方を考える。 古代から中世にかけて村落という小さな共同体のなかで生活してきた日本人は、江戸時代になると藩という新しい単位にまとめられた。明治維新以降、藩の支配が一掃され全国一律の均質化した社会に向かうなかでも、われわれのなかで生き続けた藩の文化=<お国柄>とはどのようなものか。 本書は、日本最大の藩・加賀、辺境の藩・薩摩、津軽、藩支配が一つの気質をつくりあげた岡山、庄内、藩の成立がその領域の均質化を生み出した南部、秋田、米沢、山形、天童などの例から、さまざまな<お国柄>の成り立ちや人々の関わり合いを考える。 目次より、●お国柄と江戸時代の藩 ●織豊政権から藩の成立 ●地縁にもとづく藩、もとづかない藩 ●最大の藩、加賀100万石 ●岡山藩と庄内藩の藩政 ●辺境の藩、薩摩、津軽、松前 ●廃藩置県がもたらしたもの。 地域のあり方が見直されつつある現在、藩単位の多様な文化のルーツを歴史の流れのなかで論じる一冊である。 ●第1章 お国柄と江戸時代 ●第2章 織豊政権から藩の成立 ●第3章 地縁にもとづく藩、もとづかない藩 ●第4章 最大の藩、加賀100万石 ●第5章 岡山藩と庄内藩の藩政 ●第6章 辺境の藩、薩摩、津軽、松前 ●第7章 廃藩置県がもたらしたもの
内容説明
古代より村落という小さな共同体で生活してきた日本人は、江戸時代に藩を単位にまとめられた。明治維新以降、藩支配を一掃して均質化した社会に向かう中でも、我々の中で生き続けた藩文化=“お国柄”とはどのようなものか。本書は、日本最大の藩・加賀、辺境の藩・薩摩、津軽、松前、藩支配が一つの気質を生み出した岡山、庄内などの例から、様々な“お国柄”の成り立ちや人々の関わり合いを考える。地域のあり方が見直される現在、藩単位の多様な文化のルーツを歴史の流れの中で論じる一冊である。
目次
第1章 お国柄と江戸時代の藩
第2章 織豊政権から藩の成立
第3章 地縁にもとづく藩、もとづかない藩
第4章 最大の藩、加賀100万石
第5章 岡山藩と庄内藩の藩政
第6章 辺境の藩、薩摩、津軽、松前
第7章 廃藩置県がもたらしたもの
感想・レビュー
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ととむ
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
Yana Hashiguchi
勝みやこ@佐幕派。
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- 和書
- 流砂 〈第18号〉