PHP新書<br> 藩と日本人―現代に生きる“お国柄”

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藩と日本人―現代に生きる“お国柄”

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569607979
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0221

出版社内容情報

  なぜ大阪人はケチなのか? 会津人は長州人と仲が悪いのか? 今なお私たちが持つ藩意識の淵源を探りだすことで地域のあり方を考える。  古代から中世にかけて村落という小さな共同体のなかで生活してきた日本人は、江戸時代になると藩という新しい単位にまとめられた。明治維新以降、藩の支配が一掃され全国一律の均質化した社会に向かうなかでも、われわれのなかで生き続けた藩の文化=<お国柄>とはどのようなものか。 本書は、日本最大の藩・加賀、辺境の藩・薩摩、津軽、藩支配が一つの気質をつくりあげた岡山、庄内、藩の成立がその領域の均質化を生み出した南部、秋田、米沢、山形、天童などの例から、さまざまな<お国柄>の成り立ちや人々の関わり合いを考える。 目次より、●お国柄と江戸時代の藩 ●織豊政権から藩の成立 ●地縁にもとづく藩、もとづかない藩 ●最大の藩、加賀100万石 ●岡山藩と庄内藩の藩政 ●辺境の藩、薩摩、津軽、松前 ●廃藩置県がもたらしたもの。 地域のあり方が見直されつつある現在、藩単位の多様な文化のルーツを歴史の流れのなかで論じる一冊である。  ●第1章 お国柄と江戸時代 ●第2章 織豊政権から藩の成立 ●第3章 地縁にもとづく藩、もとづかない藩 ●第4章 最大の藩、加賀100万石 ●第5章 岡山藩と庄内藩の藩政 ●第6章 辺境の藩、薩摩、津軽、松前 ●第7章 廃藩置県がもたらしたもの

内容説明

古代より村落という小さな共同体で生活してきた日本人は、江戸時代に藩を単位にまとめられた。明治維新以降、藩支配を一掃して均質化した社会に向かう中でも、我々の中で生き続けた藩文化=“お国柄”とはどのようなものか。本書は、日本最大の藩・加賀、辺境の藩・薩摩、津軽、松前、藩支配が一つの気質を生み出した岡山、庄内などの例から、様々な“お国柄”の成り立ちや人々の関わり合いを考える。地域のあり方が見直される現在、藩単位の多様な文化のルーツを歴史の流れの中で論じる一冊である。

目次

第1章 お国柄と江戸時代の藩
第2章 織豊政権から藩の成立
第3章 地縁にもとづく藩、もとづかない藩
第4章 最大の藩、加賀100万石
第5章 岡山藩と庄内藩の藩政
第6章 辺境の藩、薩摩、津軽、松前
第7章 廃藩置県がもたらしたもの

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ととむ

1
維新の時の朝敵藩は旧藩名から名前がかわってたのか…まあいわれてみりゃそりゃそうだが、それで名古屋藩が愛知県とか水戸が茨城県なわけね。…なんかみみちい気がしないでもない。忠勤藩はそのまま名前が残って県になってるけど今となってはパッとしないというのがまたなんとも…2015/02/03

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

1
☆×4.0…この本はいわば「ケンミンショー的」な本です。歴史版ですね。驚いたのは県民性が以外にもこの江戸時代のものが受け継がれているということ。例えば岡山県のそれとかは…意外に私の住んでいる地方のことはいっぱい出てきます、が私の住んでいる県の扱いは散々で、出てこない!!だけれどもあまり知ることのできない県民性が見られて面白かったです。2011/09/27

Yana Hashiguchi

0
お国柄は単に地域の気候と地理的要因によって形成されたものだと思っていたが、鎌倉時代から江戸時代まで代々支配していた薩摩藩や関ヶ原以降徳川の譜代によって新たに支配された藩等によって社会や文化が大きく違うことをこの本で知った。特に、加賀藩は武士による厳しい統制で生まれた加賀文化であり町方文化と呼ばれる京大阪とは全く異なった文化の発達を見せていることは興味深かった。2017/09/22

勝みやこ@佐幕派。

0
うーん・・・県民性、ねぇ。今では仕事で移動も多いため県民性が強く出ているところが少なく感じます。軽い参考程度だったら十分面白いが、重要な参考にはならないと感じた。2013/07/01

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