学力崩壊―「ゆとり教育」が子どもをダメにする

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学力崩壊―「ゆとり教育」が子どもをダメにする

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569607009
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0030

出版社内容情報

  東大生の学力低下が問題視される中、「少子化」「ゆとり学習」で、日本の学生はますます勉強しなくなる。教育問題の核心に迫る一冊。  近年、東大生の学力低下が問題視され、また超一流私立大学生の七割以上が中学で習う二次方程式を解けないというデータが公表されるなか、文部省や教育関係者は、「子どもたちに課せられたカリキュラムが多すぎるからだ」という考えのもと、従来のカリキュラムを大幅に削減した「ゆとり教育」を推進している。 これに対して、精神科医として教育問題を論じ続けてきた著者は、国際的に比較しても日本のカリキュラムが薄いものであることを指摘したうえで、「カリキュラムが減りすぎて学習内容の連続性が途切れたために、勉強がわからなくなるのだ」と反論する。 今後はさらなる少子化によって入試のハードルが下がるため、学生はますます勉強しなくなる。必然的に、将来の国力も低下する。 「金も技術もあるのに不況という現在と違って、日本に立ち直りの材料がなくなる」ことを憂う著者が、「ゆとり教育」をはじめ、日本の誤った「教育改革」に対して警告する。   ●序章 学歴社会追放のツケ ●第1章 かくて東大は地に墜ちる ●第2章 「教育改革」の幻想 ●第3章 子どもたちを見誤るな

内容説明

「受験勉強」はほんとうに悪いのか!?「キレる」「不登校」「いじめ」より深刻な教育問題を問う。

目次

序章 学歴社会追放のツケ
第1章 かくて東大は地に堕ちる(東大医学部面接入試は愚の骨頂;「東大卒=悪玉」説を排す;学力低下で国が滅びる ほか)
第2章 「教育改革」の幻想(何のための制度改革なのか;受験勉強のすすめ;階層分化が日本を弱体化させる)
第3章 子どもたちを見誤るな(間違いだらけの教育論議;少子化社会は恐くない;アメリカ型子育ての病理)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rigmarole

1
印象度B+。最近読んでいる一連の学力低下論争関係の中の一冊です。今から見ているからかもしれませんが、著者の主張は概ね正論と思いますが…。2012/11/23

あー

0
レポートのため2014/01/07

yumechi

0
レポート資料として読みました。意見としては大筋同意ですかねえ…。アメリカから日本へ悪い部分が遷移していることを考えると、調査や分析が不足してたのでこうなったのかなあ、とか。教育以外の面でもアメリカから日本への影響多いと感じるし、一度日本の文化の良さとか、そういうことも学んでみたいなと思いました。あと環境ですかねえ、やっぱり親が共働きで教育にあまり関心が無いと、子供達は勉強しないのは経験則でわかるし、経済格差が教育に影響する、というのは納得だなあ…。2013/06/17

ken

0
説得力はある2009/06/29

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