出版社内容情報
最も大切なものを守るため、自らの命を賭け突撃して行った若き特攻隊員の辞世の歌七九七首。切々と綴られた中から魂の叫びが聞こえる。 大東亜戦争の末期、日本の危急を打開し、父母兄弟姉妹を護るため必死必殺の特攻攻撃に突入していった17歳から23歳前後の特攻隊員たち。本書は約800首の辞世の句を収録。構成は、[第一部] 航空特攻 ●第一章 比島作戦 ●第二章 沖縄作戦 [第二部]B29体当たり特攻 [第三部]空挺特攻 [第四部]水上特攻 [第五部]水中特攻 ●第一章 特殊潜航艇及び海竜 ●第二章 回天。 各作者のデータは、氏名、戦死の日付、戦死当時の階級、年齢、出身県、出身別、所属の隊名・隊号、使用兵器、特攻隊発進地、戦死場所など、わかる限り詳細に記している。また辞世が詠まれた当時の戦況についての概略、概況なども記した。編者の(財)特攻隊戦没者慰霊平和祈念協会は、戦後まもない時代に特攻平和観音像を造立、以来、特攻隊戦没者の慰霊、追悼式の実施、慰霊碑の建立、特攻隊の史実の調査研究、名簿記録の作成などを行なっている。本書は特攻攻撃で散華して行った若人たちへの鎮魂の書である。 ●第1部 航空特攻 ●第2部 B29体当たり特攻 ●第3部 空挺特攻 ●第4部 水上特攻 ●第5部 水中特攻
内容説明
本書は、特攻隊勇士の「遺詠集」、特別攻撃において散華した、数多くの特攻隊員が出撃するに当たって夫々の思いを、和歌に、俳諧に、寸言に、はた又漢詩に託して詠ったおおよそ800首に近い遺詠を集大成したものである。
目次
第1部 航空特攻(比島作戦;沖縄作戦)
第2部 B29体当り特攻
第3部 空挺特攻
第4部 水上特攻
第5部 水中特攻(特殊潜航艇及び海竜;回天)