出版社内容情報
小商いが繁盛し、大資本が苦戦する街・渋谷は、日本経済の縮図でもある。経済的視点から渋谷を分析し、日本経済の未来を予測する。 連日、多くの若者でごった返す渋谷だが、次代の日本を担うであろうネット系ベンチャー企業が集積する街であることをご存じだろうか。製造業における大田区のように、渋谷は今、ネットワークビジネスにおける「電脳下町」へと変貌している。また、原宿の裏通り??通称「裏原宿」は「カリスマショップ」が点在し、ファッショントレンドの情報発信基地となっている。その一方でバブル崩壊以降、東急・西武といった渋谷界隈の繁栄を演出してきた大資本が苦戦を強いられている。勃興するベンチャーと、リストラの真っ只中にある大資本??この構図は、現在の日本経済の縮図といってもいいだろろう。 では、なぜ渋谷では大資本が苦戦し、ベンチャービジネスの元気がいいのだろうか。本書では「シブヤ」を通して、21世紀の日本経済がどのように変わろうとしているのかを探っている。渋谷が好きな人も嫌いな人も渋谷とは縁のない人も、渋谷の見方が変わる一冊。 ●第1章 渋谷はベンチャーのふ卵器だ! ●第2章 シブヤ世代論 ●第3章 「シブヤ系」企業検証 ●第4章 文化発信の街「シブヤ」 ●第5章 なるか「シブヤ・ルネサンス」
目次
第1章 渋谷はベンチャーの孵卵器だ!
第2章 シブヤ世代論
第3章 「シブヤ系」企業検証
第4章 文化発信の街「シブヤ」
第5章 なるか「シブヤ・ルネサンス」