出版社内容情報
心の病はクスリで治せる!? ならば精神科医の役割とは? すっかりお馴染みになったこの職業の裏表を余さず綴った人間観察のエッセイ。 昨今、ワイドショーをはじめ「精神科医」を名乗る識者がやたらと登場する。彼らは一体何者なのか。そもそも「精神」だの「こころの病」だの、つかみどころのないシロモノを相手にわかったような顔をする人々を信用できるだろうか、といった疑問から本書は発案された。 著者は元外科であったが現在は精神科医という変わり者。それだけに独自の視点がユニークである。「犬や猫に心理療法は可能か」「名医とヤブの見分け方」「真実よりも欺瞞によって救われる人間心理」等々。 著者は精神医学の誤解を解こうとする。つまり心理療法やカウンセリングの技術を教える学問というイメージだけではなく、現在では脳の解明や薬の効能など、科学的な実証がかなりなされているのだ。そして、21世紀の精神医学の可能性についても語っている。人の心はどこまでわかるのか、治せるのだろうか。いまどきの精神医学の効用と限界をあまさず告白した、人間観察エッセイである。 ●序章 いまどきの精神科医 ●第1章 精神科医は“ウソつき”である ●第2章 ヒトに精神科医は必要か? ●第3章 精神科医も医者である ●第4章 精神科医は“いいかげん”である ●第5章 失われた確かさを求めて ●第6章 精神科医は“世間知らず”である
内容説明
人の心はどこまで分かるのか、治せるのか!?へそまがりだが、誰よりも正直な精神科医の人間観察エッセイ。いまどきの精神医学の効用と限界をあまさず告白。
目次
序章 いまどきの精神科医
第1章 精神科医は“ウソつき”である
第2章 ヒトに精神科医は必要か?
第3章 精神科医も医者である
第4章 精神科医は“いいかげん”である
第5章 失われた確かさを求めて
第6章 精神科医は“世間知らず”である
感想・レビュー
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2h35min
チバ
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