出版社内容情報
考え抜く「力」と思いやりの「心」でこの危機を突破する! 学歴社会の弊害に鋭く迫り、教育の復興、技術大国戦略を明快に論じる力作。 かつて日本の指導者は堂々たる態度で、世界のリーダーと対峙していた。また日本から独創的な世界有数の研究者が輩出されていた。日本人は世界から尊敬される「力」を持っていたのだ。 それがいま世界から、「モノ真似民族、米国の属国」と呼ばれ、自信と活力を失って閉塞感が漂っている。 本書では、日本人の本来的「力」を発揮して不況を打破する、その方策を明示する。 まず尊敬される人間作りとして、「言うことを聞かない子供は叩いても教えよ」「競争は天分発見の方法」「アメリカ重視をやめて主体性を持て」「小学生にコンピュータを教える危険」「『お年寄り』先生によるゆとり教育」などを説く。さらに、経済力を高める独創性について、「ものづくりと学問は一心同体」「投資に対するきちんとした評価制度が必要」「水力発電を見直すとき」「バイオ技術の開発が食料危機を救う」などの提案を行なう。 日本復活への心構えとモノの考え方を明快に解く一冊。
内容説明
世界から尊敬される繁栄した社会へ。「日本復活」への心構えとモノの考え方を明快に解く。
目次
序章 日本人の特質とは何か
第1章 「個」と「公」のバランスある社会とは
第2章 創造性回復のために何をすべきか
第3章 独創性を嫌う企業と理念をなくした大学
終章 繁栄に向け、科学技術の果たすべき役割
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- 和書
- 凍てつく太陽 幻冬舎文庫