司馬遼太郎の贈りもの〈4〉

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司馬遼太郎の贈りもの〈4〉

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569605586
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0030

出版社内容情報

  「力ある男の無言ほど畏怖を与える」??。司馬文学のエッセンスを読み解く好評の第四弾。『世に棲む日日』『城塞』『歳月』等を解説。  英雄とは、権力とは、人間の智とは……。司馬作品が描く人間解釈の真髄、ここにあり! 好評シリーズの第4弾である。今回は6作品を読みとく。 ●まず『大盗禅師』は由比正雪ら幕府転覆を企てるアウトローの人間を描いた作品。「権力とは錯覚の上にできあがっている」 ●『日本歴史を点検する』は海音寺潮五郎氏との対談本。「日本人の意識の底」について考える。 ●『歳月』は維新の異端児・江藤新平を描く。「政治は感情で組み立てられている」 ●『世に棲む日日』は吉田松蔭と高杉晋作の生きざまについて。「力ある男の無言ほど畏怖を与える」 ●『城塞』は、大阪城に君臨する淀君と豊臣秀頼の去就。「賢明さを生み出すのは頭脳よりも意識だ」 ●『人間集団について』は内戦下のベトナムを訪れ、国家、民族について考えた作品。「虚構に拠って立つ戦いは敗れざるをえない」。 混迷の現代、司馬さんならどう考えるだろう。連載7年におよぶ著者のライフワークの結実体!  

内容説明

こんな時、司馬さんならどう考えるだろう。英雄とは、権力とは、日本人とは…。司馬作品が描く人間解釈の真髄、ここにあり!好評シリーズ、待望の第四弾。

目次

『大盗禅師』『日本歴史を点検する』
『歳月』
『世に棲む日日』
『城塞』
『人間の集団について』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

88
谷沢先生による司馬遼太郎作品論4作目には、「大盗禅師」「歳月」「世に棲む日日」「城塞」とエッセイ「日本歴史を点検する」「人間の集団について」が収められています。私はこの中では「歳月」と「世に棲む日日」が好きなのですが比較的短めで、やはり谷沢先生は大阪の方なのでしょう。「城塞」についてかなりきめ細かな解説・論考をされています。このような見方もあったのか、ということで再読したくなりました。2024/10/21

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