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出版社内容情報
死後にも現世のような生活があるのか、全ての人が生まれ変わるのか、時間感覚はどう違うのかなど、死と死後の世界の謎に答えるエッセイ集。 現代人は死んだ途端すべてが終わると考えがちだ。しかし、輪廻転生の考えで生きれば悲観的な人生は消えてなくなる。「あの世」で楽しく生きるための「この世」は修業の場。トラブルも辛いことも当たり前。それを乗り越えることが魂を磨くための「性」なのだ。 本書では、「死」の世界を想うことから、よりよき「生」を生きるための手段を考えていく。 著者は「空襲で死ぬことの怖さ」「鯉と心が通じる」「母の幽霊を見る」「三島さんとの言霊」などの内容で、まず自らの幼少から20代の頃までの「死」を巡る体験を語っていく。さらに「リアルな疑似死体験」「生に魅了された日々」「エロチックな感覚は死の体感」「夢の中で霊界に触れる」「前世より今生の人間関係」「霊界での進歩向上」「『死』を考える歓び」など、エッセイタッチで「死・あの世・魂」などについての考えを述べる。 「あの世」と「この世」を地続き感覚で捉えて「生」の意味を考える一冊。
内容説明
死を想う、生を考える。「あの世」と「この世」は地続き。死を想うことは「私」を考えることだ。横尾忠則、終生のテーマの書き下ろし。
目次
第1部 ぼくの「死」の物語(子供心に感じた「死」(母の背で意識した「死」;川に浮かぶ舟 ほか)
三島由紀夫と死の影(潜在していた死への恐れ;母の幽霊を見る ほか))
第2部 死について考えたこと(死から始まる;リアルな疑似死体験 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
保山ひャン
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横尾忠則現代美術館で「レクイエム 猫と肖像と一人の画家」を見て、横尾忠則さんの死生観を読みたくなった。第1部 ぼくの「死」の物語 Ⅰ 子供心に感じた「死」 Ⅱ 三島由紀夫と死の影 第2部 死について考えたこと。横尾さんは死後の世界を信じているが、スピリチュアルずぶずぶの発言をして道徳オバケになるわけでもなく、きわめてバランスのとれた発想で自然に語っていて、好感が持てた。「まえがき」で「最近とみにぼくの周辺の親しい人たちが次々と他界されるのを見ていると」の一文を読み、25年以上前と今が全く一緒に思えた。2024/10/10
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