空白の終焉へ―日本復興の思索

空白の終焉へ―日本復興の思索

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569603049
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

出版社内容情報

  この国は溶解しつつある。日本人が取り戻すべき「形」とは何か。美意識の復権、「おほやけ」の抽出、生命を超える価値等を提唱する力作評論。  多発する少年犯罪、治安維持組織たる警察の腐敗、それに対応するリーダーシップを発揮できる指導者の体たらく。この国が根幹から崩れようとしている。▼本書では、日本の根幹に空いた大きな穴=空白を埋め、21世紀に世界で戦えるための矜持と戦略を問いかける。▼著者はこの空白の原因を「戦後的なるもの」の限界として捕らえる。「より豊かになる事を追求し、美しい国土と街並みを壊し続けたこと、生活の実感からにじみ出る伝統・文化を失ったことが日本人の精神に歪みを生じさせた」と論じる。さらに「過剰な生命至上主義の思想により、見を挺してでも貫く正義、人命より名誉が大事という精神が否定されいびつな人間観が形づくられた」と説く。また、アメリカの影響力のもと思考停止し、自ら世界思想を打ち出せなくなった問題点を指摘する。▼伝統と文化に基づいた日本の形を発見し、誇るべき国家として生き延びる道を思案する力作評論。  

内容説明

「戦後」の超克、「日本らしさ」の発見。21世紀世界を生き抜く戦略とは。

目次

1 溶解する保守(保守政治の正統について;小渕「21世紀日本の構想」大批判 ほか)
2 「美しさ」の断絶(「豊かさ」追求の果て;失われる正統的生活 ほか)
3 精神の覚醒(日本人として生きる「形」;「生命と名誉」の選択 ほか)
4 世界的立場と日本(日本にくすぶる「内なるアメリカ」;「アメリカなき日本」の構想 ほか)

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