PHP新書<br> ブレアのイギリス―福祉のニューディールと新産業主義

PHP新書
ブレアのイギリス―福祉のニューディールと新産業主義

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 209p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569603032
  • NDC分類 312.33
  • Cコード C0230

出版社内容情報

  18年間続いた保守党支配を終わらせたブレア首相。成熟国家が目指す新産業国家像、政治社会大改革の内容、EUとの今後などを探る。  サッチャリズムの功罪を超えて、真の「豊かさ」の再生を目指す、ニューリーダーの新たなる挑戦とは!? 「イギリスはもっと良くなれるはずだから」??印象的な声明と共に颯爽と登場した労働党・ブレア首相。かつて「老大国」を再生させたサッチャリズムは一方でエリート層と下層の格差を拡大させた。これに対して若きニューリーダー・ブレアが目指すのは、国民全体の能力の底上げ、および自立と自信の回復である。 本書の内容は、第1章「ブレアの登場とニュー・レイバー(新労働党)」、第2章「新産業主義への道」、第3章「教育大改革と社会再生への道」、第4章「福祉のニューディール」、第5章「地方分権の推進とロンドン市の再生」である。 技術革新と教育を最優先するブレアの<福祉のニューディール><新産業主義>をキーワードに成熟国家が目指す新産業国家像、政治社会改革の内容、EUとの今後などを展望。イギリス好調の所以を分析。  

内容説明

「イギリスはもっと良くなれるはずだから」―印象的な声明とともに颯爽と登場した労働党・ブレア首相。かつての「老大国」を再生させたサッチャリズムは一方でエリート層と下層の格差を拡大させた。これに対してブレアがめざすのは、国民全体の能力の底上げ、および自立と自信の回復である。技術革新と教育を最優先するブレアの「福祉のニューディール」「新産業主義」をキーワードに真の「豊かさの再生」を展望する。

目次

第1章 ブレアの登場とニュー・レイバー
第2章 新産業主義への道
第3章 教育大改革と社会再生への挑戦
第4章 福祉のニューディール
第5章 地方分権の推進とロンドン市の再生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

井上岳一

1
英ブレア首相の改革政治についての解説本。イギリスが90年代に悩んでいた若年層の失業とか経済格差の拡大とかに、今、日本は悩んでいる。「福祉から就労へ」の改革をしたブレア政権には学ぶところが多い。10年以上前の本なので、このブレア改革の成果の検証がされていないのが難点。2012/12/16

jj

0
どこの国でも生活保護等の社会給付が充実すると、それを生活の糧とし、就労意欲はなくなるものですよね。当時の英国も生活保護給付を受けている若年者で一度も就労経験のない者が20%も存在していたわけなのですね。これでは社会保障費はいくらあっても足りないですよね。就労者人口増加の政策と労働の質を向上させる為のかなり強引な教育/大学改革はとても興味深く読ませてもらいました。ブレア前英国首相はブッシュ前米国大統領のしかけたイラク戦争を契機に失脚したわけですが、その真相を含めブレア氏の回顧録を講読してみたいと思います。2016/04/06

けーすけ

0
サッチャーの改革からブレアまで。 もう20年近く前に出版されてる。 日本の過去の栄光にも触れられていて 時代を感じながら、昨今の情勢と重ねながら、 それにしても、サッチャーは大胆なことを したんだなというのが感想になっちゃう。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/257330
  • ご注意事項

最近チェックした商品