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出版社内容情報
日本人よ、日本の文化、思想、伝統を恥じるな! 欧米至上主義を排し、アメリカスタンダードの先を見通す、日本独自の考え方を提言する! 不況が長引く日本。経済面から日本復興のシナリオを描いた本は多いが、本書では、ベストセラー『スカートの風』(三交社)で知られる気鋭の韓国人評論家が、米国、韓国などと比較しつつ、精神面から日本の再生を提言する。 著者は、日本がアメリカスタンダードに追随するのではなく、日本独自の文化、伝統、技術を振り返り、その中から「脱亜超欧」のビジョンを獲得していくことが重要であるという。 例えば、◎「1億中間層社会」は日本の素晴らしい長所 ◎欧米ジャーナリストの「欧米中心主義」をわらう ◎コンサルティングサービスこそ日本の強さ ◎「日本はもうダメ」というマインドコントロールが日本を滅ぼす ◎贈答・接待は伝統文化、不正と同一視するな ◎日韓関係がうまくいかない半分は韓国人の偏見 ◎「たまごっち」がもつ「ソフト・アニミズム」を世界が求め出した等々。 ビジネスマンなど、日本の未来を憂う人々に対して、日本人としていきるべき指針を与える。
内容説明
アメリカ型改革に追随するなかれ!日本の伝統、システム、技術には、秘められた可能性がある!自信喪失のニッポン人への熱きメッセージ。
目次
第1章 なぜ日本人は誤解されるのか
第2章 日本は、アジアのリーダーになれる!
第3章 「生の文化」に見る日本人の創造力
第4章 日本的システムの復権
第5章 日本が目指す「脱亜超欧」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kana
2
世界の中での立ち位置に不安を覚えるこの頃ですが、この本を読んで今は媚びるより罵るより如何に伝えれば通じるか相手に合わせた傾向と対策を研究するべき時なのではないかと思えました。自分たち流に一方的に発信しても独り善がりでしかない。もっと先様にわかりやすい言葉や表現で相手の目線にたって日本の良さを理解してもらう努力が必要なのではないかと感じました。 ちなみに、私は日本以外を知らないので、日本が嫌いなのかどうかもわかりません。ただ、バブル世代だからかもしれませんが、今よりも10代の頃の日本が好きでした。2013/11/23
にゅ
0
20年以上前の本だが、今もこの時と似たような状況ではないか。「日本は、実際は実力のあるすごい国なのに、自己主張をしないことが美徳という文化から自己主張しないので、国際的に矮小に見られたり誤解されたりしている」旨の内容。経済的な成功から論じるのであればその通りだろうし、私自身、我が国のことを凄いと思っている。ただ私は、現代日本の抑圧的で閉塞感のある空気感が苦手なのだ。外国であれば、カフェや食堂で横に座った見知らぬ人に話しかけても全然OK。しかし日本で同じことするとナンパ目的か変な人扱い。そういう部分がキツい2020/11/09