出版社内容情報
物わかりのいい、優しい父親でなぜいけないのか? 話題作『父性の復権』への反響をもとに、躾、モラル、秩序、徳の必要性を再考する。 「やさしい」「もの分かりがいい」父親ではダメなのか?……。話題作『父性の復権』の出版以来、父親のあり方について様々な議論が飛びかった。本書では、その反響をもとに、いま求められる本当の父性について論じている。 主題は二つある。まず一つ目は、父親、教師として何をすべきか具体例をあげる。一緒にもの作りをして感動を与えよ、いじめには断固として闘え、勉強は前もって教えるな、等々。そしてなぜ幼児期の躾が大切か、その三つの理由を述べる。?秩序感覚(正しい習慣、モラルを教える) ?現実感覚(人を殴ると痛いことを教えよ) ?美的感覚(人前でのアクビは失礼だ)といったことである。 二つ目のテーマは、間違った父親論を糺すということ。すなわち「父性」とは「父権」のことではない。支配し命令する父でもなく、ありのままの友達のような父でもない。「模範としての父」のあり方だと著者は語る。子育て、教育に悩む親、教師、必読の書。
内容説明
子どもに感動を与えよ、いじめには断固として闘え、とにかく一緒に遊ぶ…。いま求められる本当の「父性」とは?ベストセラー『父性の復権』に続く第2弾。
目次
第1章 家庭における父性の役割
第2章 学校における父性の役割
第3章 父性なき教育論の偽善
第4章 間違いだらけの父親論を糺す
第5章 父性の視点から