出版社内容情報
今後の日本社会が目ざすべきニュー・コンセプトとは。明治維新以来の近代日本を見直し、官僚主導にかわる新しい「文化」を提言する。 日本は今、不況、不評、不安の三重苦を抱えている。そこから抜け出るための方策はなかなか見つからない。本書では、徳川幕府体制から明治維新、戦後の日本を総括し、「官僚主導型業界協調体制」から脱却し、次に目指すべき日本の「明日のあるべき形」について、具体的に指し示す。 初めに、「戦後の決算報告書」「総資本主義化の世界」などで現代日本に警告を発する。その後、「徳川幕府体制のコンセプト」「“これまで”を完全否定した明治維新」「古い理想を追う日本」「近代を終わらせた三大要素」「官僚機構の構造改革」「企業組織の再生」などにより、近代日本を総括する。次いで、護送船団方式、バブル・メカニズム、土地神話、含み経営など日本を傾けさせた直接原因を考察し、最後に、百兆円緊急対策、少子化対策、首都機能移転など、「千日の日本再生案」を提言する。古くなってしまった体制からの脱却と、明るい「明日」を予感させる、緊急発刊。
内容説明
この国はこのまま亡ぶのか。日本盛衰の岐路に問う警世の書。
目次
序章 日本への警告
第1章 「東京時代」の終焉
第2章 この国の気持
第3章 官僚の劣化、市場の優位
第4章 組織の再生
第5章 「方向」のない時代
第6章 「亡国の危機」を脱するために
終章 日本の再生
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