最後の幕臣―小説大久保一翁

最後の幕臣―小説大久保一翁

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569601458
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

  勝海舟とともに、崩れゆく旧体制=幕府の将来を見据え、混乱する旗本たちの心の支えとなり、将軍慶喜の行く末も見守った硬骨の男の生涯を描く感動の長篇歴史小説。    

内容説明

解体の危機に瀕した徳川幕府―。激しく動揺する旗本たちのなかで独り、騒がず、慌てず、冷静に政局を見据えた男がいる。明治維新が安寧のままに迎えられたのは、その男、大久保一翁の功績に他ならない。その偉業は、勝や西郷の陰に隠れていたが、いまこそ、彼の武士(もののふ)の魂が問い直されるときである…。この男が、江戸の町と日本の危機を救った!明治維新、最大の陰の功労者の数奇な半生。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

35
勝海舟の出世の糸口を作ったり、諸侯による公議制度をいち早く打ち出したりと、崩壊する幕府の中で、一番ビジョナリーだったのは大久保一翁ではないかと思って読んだ。本書は第二次長州征伐から彰義隊の敗戦までの、一翁の動きを追う。徳川慶喜がかなり権力に執着する悪者のように書かれているのと、一翁の歌好きな面は面白かったが、いかんせん、大舞台の現場で動いているのが勝海舟なので、一翁自身の活躍の描写が少なかったのが残念。幕府瓦解と同時に一翁が携わっていた書類や日記を全部燃やしてしまっているのも描写の甘さの原因か。2013/12/22

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