出版社内容情報
人心掌握、新規事業、管理者の哲学とは何か。著者自らの体験に基づいた経営哲学、手法から、中小企業経営者の現実の質問に応える問答集。 今、日本は戦後最大の危機を迎えており、貸し渋りにより、苦境に立たされている。しかしこの状況で確実に業績を伸ばす会社もある。その経営は何が違うのか。本書では、著者・稲盛和夫と中小企業経営者の経営問答から、成功への要諦を具体的に明らかにていく。『社長業の要諦』の項目として「トップの判断のよりどころとは」「社長業には何が必要か」「経営目標は何を基準に、どのようにして決めるべきか」、『業容拡大の要諦』として「伸びていく社風づくりとは」「社員への利益配分の考え方について」「先行投資の考え方について」、『人心掌握の要諦』として「ナンバー2の要件について」「哲学を共有できる若手の育成をどうするべきか」、『事業継承の要諦』として「中小企業の世襲制は是か非か」「分社化の意義とは何か」などの内容で、現場の悩みに対し、著者自身の経験を踏まえ明確な答えを見出していく。逆風に立ち向かうための企業経営の指南書。
内容説明
逆風に立ち向かうための企業経営の指南書。
目次
序章 盛和塾の実践哲学
第1章 社長業の要諦
第2章 業容拡大の要諦
第3章 人心掌握の要諦
第4章 事業継承の要諦
第5章 新規事業進出の要諦
第6章 経営よもやま話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西下健治
1
2001年だっかに一度読んだ本。稲盛さんの話は具体的で、分かりやすい。本当に当たり前のことを話しているだけなので簡単なんだけど、実践は難しい。僕の考え方に大きな影響を与え続けてくれています。2017/09/27
葉
1
逆風に立ち向かう経営指南書である。トップの判断と器について、業績拡大と成長時の設備投資とその資金調達、人心掌握における自己啓発と3k職種を誇りにするためやNo.2の存在、役員の進退、人材登用について、事業継承、新規事業などについて書かれている。塾生と塾長の問題・解答が交互に書かれている。3kについては、その仕事に大義名分を立てて、間違ったちまたと考えを自分も同じように考えないことが大切である。2014/08/14
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