出版社内容情報
結婚式でなぜ新郎は左に、新婦は右に座るのか? 冠婚葬祭から日常の挨拶まで日本の「しきたり」の「?」を陰陽説で読み解いていく。 着物を左前に着ることはなぜタブーなのか? 和食ではなぜご飯を右に、汁物を左に置くのか? 日本の生活習慣には、「なぜそうするのか」と改めて問われると首を傾げてしまうことが少なくない。そんな日本の生活習慣や風俗の「?」を、中国の歴史的な思想である陰陽説で解き明かした本書には、思わず「なるほど」と頷いてしまう個所が随所にある。 構成は序章の「浦島太郎と陰陽説」以下、「遊ぶ」「着る」「食べる」「住む」「しぐさ」「祭る」「贈る」「男と女」「正月」など、日本人の生活を9つの局面に分け、「なぜそうするのか」を謎解きしている。また、なぜ日本人が奇数を好み偶数を嫌うのか、なぜ相手の目を見つめなくても話ができるのかなど、生活習慣のみならず、日本人の意識構造と陰陽説の関係にも触れていて興味深い。 欧米的なライフスタイルが浸透し、伝統的な生活習慣の意味が忘れられがちな昨今、新たな発見ができる「目からウロコ」の一冊。
内容説明
着物の左前はどうしてダブー?花嫁のお色直しにはちゃんと意味がある?日本の生活習慣・風俗の「?」がわかる目からウロコが落ちる本。
目次
序章 浦島太郎と陰陽説
第1章 遊ぶ
第2章 着る
第3章 食べる
第4章 住む
第5章 しぐさ
第6章 祭る
第7章 贈る
第8章 男と女の陰陽説
第9章 正月と陰陽説