出版社内容情報
世界史の潮流を30ポイントでわかり易く解説。
古代から現代まで、欧米中心の歴史の見方を排し、世界史の大きな潮流を30ポイントでわかりやすく解説。図版も豊富で手ごろな入門書。
世界史というと、暗記科目の代表のように考えて、敬遠する向きが多い。しかし、「地域史のよせ集め」「用語の羅列」に終始する叙述を離れ、全体の流れを俯瞰的に追っていくと、みずみずしい人類の歩みが浮き彫りになってくる。
▼本書は、30の見出しに基づきつつ、古代から現代まで、著者ならではの視点で歴史の潮流をわかりやすく解説する。従来の世界史に多くみられる「欧米中心史観」では、今日のようなアメリカとイラクの対立について、“アメリカのことは何となくわかるが、イラクのことはよくわからない”となりかねない。欧米中心に考えることは、人類の進路を考えたり、戦争や環境問題を考えたりする上で建設的ではないのだ。著者はこのような見解に立ち、宗教などを中心とした価値観・人間観の変遷から人類の歴史を考える。
▼世界史の総合的理解を可能にし、世界への視野を広げるのに役立つ一冊。図版も豊富で手ごろな「世界史講座」。
▼文庫書き下ろし。
[第1章]古代史
●農業の始まり
●都市と国家の成立
●アーリア人の大征服 ほか
[第2章]中世史
●イスラムと騎馬民族の時代
●ムハンマドの出現とイスラムの発展
●近代の曙、宋代の栄光 ほか
[第3章]近世史
●大航海時代と新大陸の制圧
●西欧の台頭
●イスラムの三大国(16~17世紀) ほか
[第4章]近代史
●産業革命の時代
●1800年前後のフランスの動乱時代
●アメリカとラテンアメリカ諸国の独立 ほか
[第5章]現代史
●東西冷戦の時代
●第三世界の闘争
●東アジアの台頭 ほか
内容説明
世界史というと、暗記科目の代表のように考えて、敬遠する向きが多い。しかし、「地域史のよせ集め」「用語の羅列」に終始する教科書的な叙述を離れ、全体の流れを俯瞰的に追っていくと、みずみずしい人類の歩みが浮き彫りになってくる。本書は、30の見出しに基づきつつ、古代から現代まで、著者ならではの視点で歴史の潮流をわかりやすく解説した手ごろな「世界史講座」である。
目次
第1章 古代史(農業の始まり―前七〇〇〇年頃、農耕が始まった;都市と国家の成立―技術革新とともに、村落は都市へ、そして国家へ ほか)
第2章 中世史(イスラムと騎馬民族の時代―ユーラシア大陸を制圧する、二つの巨大勢力;ムハンマドの出現とイスラムの発展―アラビア半島を拠点に、拡大するイスラム圏 ほか)
第3章 近世史(大航海時代と新大陸の制圧―大陸の発見が交易の発展と帝国の征服をもたらす;西欧の台頭―革命と植民地支配がイギリスを強くした ほか)
第4章 近代史(産業革命の時代―産業構造が変化し、資本主義が幕を開ける;一八〇〇年前後のフランスの動乱時代―フランス革命とナポレオンの挫折 ほか)
第5章 現代史(東西冷戦の時代―米ソ間の緊張が激化し、核戦争の危機が到来した;第三世界の闘争―第二次大戦が終結し、革命・独立の機運が高まる ほか)
著者等紹介
謝世輝[シャセイキ]
本名、阿津世輝。1929年台湾生まれ。台湾大学を卒業後、名古屋大学大学院で原子物理学の博士号を取得。理学博士。元東海大学教授。科学の進歩・発展は必ずしも人類のためにならないと考え、文明・文化史及び歴史学に転身。マーフィーの法則をはじめとする潜在能力の活用法にも造詣が深く、独自の世界観に基づく人生論は、逆境にあえぐ現代人に力強い指針を与えている
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