出版社内容情報
日本を愛する両雄が問いかける新時代への戦略。
解決の糸口さえ見えぬ不況、弱腰の外交……。この国の未来を希望あるものにするために、いま指導者の気概と国民の情熱を問う憂国の書。
ゲーテの晩年の10年間をともに過ごした、ドイツ人の詩人で著述家のエッカーマン。本書はその著作『ゲーテとの対話』になぞらえて、石原氏自らが企画した、中曽根氏との対論集である。
▼言うまでもなく、中曽根氏は元首相で現役の衆議院議員、石原氏は「東京から日本を変える」と訴える都知事である。この、こよなく日本を愛する政治家二人が本書で語り合っている内容は、安全保障と国防、アジアにおいて日本はどのような立場を採るべきかなど、日本という国のあり方についてである。
▼ところが、本書はそうした、いわゆる政治的テーマの対論に止まっていない。お互いの人格を形成した青春時代の回顧、人間観や生死観、宗教や宇宙についての考え方ほど熱く語り合っているといってもよい。本書を通読すると、こうした確固たるバックボーンがあるからこそ、二人は数ある政治家の中、ブレのない政治家として存在していることがわかる。読み応え十分の対論集である。
●第1章 青春時代・私の原点
●第2章 人間観・死生観
●第3章 国家と日本
●第4章 大東亜戦争と戦後の総括
●第5章 日米安保と国防の原則
●第6章 アジアのリーダーたる責務
●第7章 日本人の魂の再建
内容説明
ゲーテの晩年の10年間をともに過ごした、ドイツ人の詩人で著述家のエッカーマン。本書はその著作『ゲーテとの対話』になぞらえて、心から日本を愛する二人の政治家が、お互いの青春の回顧から人間観・死生観、国家と日本について、安全保障と国防について、日本人の魂の再建まで、新しき時代へ向けて日本がとるべき戦略と哲学を熱く語り合った対論集である。文庫化にあたり一部修正を施した。
目次
第1章 青春時代・私の原点
第2章 人間観・死生観
第3章 国家と日本
第4章 大東亜戦争と戦後の総括
第5章 日米安保と国防の原則
第6章 アジアのリーダーたる責務
第7章 日本人の魂の再建
著者等紹介
中曽根康弘[ナカソネヤスヒロ]
1918年群馬県生まれ。東京帝国大学法学部政治学科卒業。1947年、群馬3区から衆議院議員(民主党)初当選。科学技術庁長官、運輸大臣、防衛庁長官、自民党総務会長、通産大臣、自民党幹事長、行政管理庁長官などを歴任。1982年、第11代自民党総裁、第71代内閣総理大臣に就任。1987年11月、任期満了により戦後3番目の長期政権(1,806日)の幕を閉じる。現在、衆議院議員、(財)世界平和研究所会長。アジア・太平洋議員フォーラム会長
石原慎太郎[イシハラシンタロウ]
1932年兵庫県生まれ。一橋大学法学部在学中の1955年、『太陽の季節』(芥川賞受賞)で作家として衝撃的デビュー。1968年には、参議院議員選挙の全国区に最高得票で当選。1972年より衆議院に転じ、環境庁長官、運輸大臣を歴任。1995年に議員を辞職、同年芥川賞選考委員となる。1999年、東京都知事選挙に出馬して当選。現在、一期目を務める
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感想・レビュー
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岡本
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