PHP文庫<br> 永遠なれ、日本

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PHP文庫
永遠なれ、日本

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569579245
  • NDC分類 304
  • Cコード C0130

出版社内容情報

日本を愛する両雄が問いかける新時代への戦略。

解決の糸口さえ見えぬ不況、弱腰の外交……。この国の未来を希望あるものにするために、いま指導者の気概と国民の情熱を問う憂国の書。

ゲーテの晩年の10年間をともに過ごした、ドイツ人の詩人で著述家のエッカーマン。本書はその著作『ゲーテとの対話』になぞらえて、石原氏自らが企画した、中曽根氏との対論集である。

▼言うまでもなく、中曽根氏は元首相で現役の衆議院議員、石原氏は「東京から日本を変える」と訴える都知事である。この、こよなく日本を愛する政治家二人が本書で語り合っている内容は、安全保障と国防、アジアにおいて日本はどのような立場を採るべきかなど、日本という国のあり方についてである。

▼ところが、本書はそうした、いわゆる政治的テーマの対論に止まっていない。お互いの人格を形成した青春時代の回顧、人間観や生死観、宗教や宇宙についての考え方ほど熱く語り合っているといってもよい。本書を通読すると、こうした確固たるバックボーンがあるからこそ、二人は数ある政治家の中、ブレのない政治家として存在していることがわかる。読み応え十分の対論集である。

●第1章 青春時代・私の原点 
●第2章 人間観・死生観 
●第3章 国家と日本 
●第4章 大東亜戦争と戦後の総括 
●第5章 日米安保と国防の原則 
●第6章 アジアのリーダーたる責務 
●第7章 日本人の魂の再建

内容説明

ゲーテの晩年の10年間をともに過ごした、ドイツ人の詩人で著述家のエッカーマン。本書はその著作『ゲーテとの対話』になぞらえて、心から日本を愛する二人の政治家が、お互いの青春の回顧から人間観・死生観、国家と日本について、安全保障と国防について、日本人の魂の再建まで、新しき時代へ向けて日本がとるべき戦略と哲学を熱く語り合った対論集である。文庫化にあたり一部修正を施した。

目次

第1章 青春時代・私の原点
第2章 人間観・死生観
第3章 国家と日本
第4章 大東亜戦争と戦後の総括
第5章 日米安保と国防の原則
第6章 アジアのリーダーたる責務
第7章 日本人の魂の再建

著者等紹介

中曽根康弘[ナカソネヤスヒロ]
1918年群馬県生まれ。東京帝国大学法学部政治学科卒業。1947年、群馬3区から衆議院議員(民主党)初当選。科学技術庁長官、運輸大臣、防衛庁長官、自民党総務会長、通産大臣、自民党幹事長、行政管理庁長官などを歴任。1982年、第11代自民党総裁、第71代内閣総理大臣に就任。1987年11月、任期満了により戦後3番目の長期政権(1,806日)の幕を閉じる。現在、衆議院議員、(財)世界平和研究所会長。アジア・太平洋議員フォーラム会長

石原慎太郎[イシハラシンタロウ]
1932年兵庫県生まれ。一橋大学法学部在学中の1955年、『太陽の季節』(芥川賞受賞)で作家として衝撃的デビュー。1968年には、参議院議員選挙の全国区に最高得票で当選。1972年より衆議院に転じ、環境庁長官、運輸大臣を歴任。1995年に議員を辞職、同年芥川賞選考委員となる。1999年、東京都知事選挙に出馬して当選。現在、一期目を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本

4
14年前に書かれた両氏の対談本。両氏の先見性の高さには驚くばかりでこれが変わった変わらなかったと現代を思いながら読み進めました。中曽根氏の言っていた憲法改正は現政権において話が大分進みましたがまだ難しいのかな。石原氏の言うように中国は分裂するのだろうか。2015/03/19

Mark X Japan

3
中曽根・石原両氏の似ているようで、異なる考え方は、最後まで続きました。両氏が願っていた二つの改正のうち、教育基本法は、第一次安倍内閣で改正されました。改正内容について両氏のコメントが知りたいです。憲法改正も、今年7月の参議院選挙後に、石原氏も直接加わって行われる可能性が出てきました。時代は確実に動いてます。あと、テレビの放送内容(放送法)もそろそろなんとかして欲しいです。当時から気付いていた両氏の慧眼は流石です。☆:4.02013/03/03

ceskepivo

3
二人の対米・安保観はもちろん、死生観・人生観まで知ることができて興味深い。政治家が直面する政治課題を処理するのは当然であるが、国家の将来まで責任を持つという気概があるのならば、自らの死生観・人間観をさらけ出し、共感を求めるべきであろう。そういう意味で、「社会、国家、世界まで含めて私の存在は無限の縁の連鎖の一部にすぎない」(60頁)との中曽根氏の発言は印象的。また、彼が原子力空母の入港を事前協議の対象と考えていたのは驚きだ。2010/09/18

choku_tn

2
20年ほど前の対談だが読み応えある内容。 最初に2人が語るいわば「原体験」の部分が心に残る。それは2人の政治行動に少なからず影響を与えたことが各論に進むと浮かび上がる。 美化した部分もあろうが自身の原体験、政治家としての背景を成す事柄について滔々と語れる政治家はいま殆どいない。その点だけとっても2人はひとかどの人物だったと言える。 石原氏の語るチャイナの「膨張性」、中曾根氏の語る「集団的自衛権」のくだりは先見性に富んでいる。

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