出版社内容情報
東洋の智恵と風土に根ざした日本の進路とは。
危機に瀕した日本と日本人を再生するには、東洋の叡智と伝統に学ばねばならない。透徹した人間観・文明観に根ざした珠玉の講話集。
今日の日本国家や政治家、そして国民のあり方に満足する者は何人いるであろうか。まさに日本の進むべき道は暗中模索の状態にある。
▼本書は、東洋学の泰斗が、戦後、高度成長期の物質文化先行のもとに置き去りにされた精神文化を今一度喚起させるべく、日本の伝統精神が如実にあらわれていた時代・思想・理念をあげ、日本の進むべき道を説き明かす。幕末明治の志士たちを筆頭に、道徳教育が庶民にまで行き渡り、大業がなされた『明治維新』や「和を以て貴しと為す」といった聖徳太子の『十七条の憲法』など、自主・自律の心が老若男女に培われていた古き良き時代を顧み、日本国家と国民に東洋の思想と叡智こそが現在において最も必要とされることをわかりやすくといている。
▼過去の歴史・伝統を無視し、表面的繁栄の中没落の道を進んでいる日本国家と国民に一筋の光と希望を与え、活路を見い出す。
▼透徹した人間観・文明観に根ざした珠玉の講話集。文庫オリジナル。
●百年の運命と立命
●いわゆる人造り・国造りについて
●東洋的民主主義
●政治に於ける美徳と悪徳
●古今の大臣
●日本内外の情勢と現代の立正安国
●支那革命と大同小康思想
●紀の国の心
●聖徳太子と物部守屋公の時代を顧みて
内容説明
今日の日本国家や政治家、そして国民のあり方に満足する者は何人いるであろうか。まさに日本の進むべき道は暗中模索の状態にある。本書は、東洋学の泰斗が、戦後、高度成長期の物質文明のもとに置き去りにされた伝統精神を、今一度喚起すべく、東洋の思想と叡智を説き明かしたものである。危機に瀕した日本と日本人に贈る、透徹した人間観・文明観に根ざした珠玉の講話集。
目次
百年の運命と立命
いわゆる人造り・国造りについて
東洋的民主主義
政治に於ける美徳と悪徳
古今の大臣
日本内外の情勢と現代の立正安国
支那革命と大同小康思想―礼記・礼運篇より
紀の国の心
聖徳太子と物部守屋公の時代を顧みて
著者等紹介
安岡正篤[ヤスオカマサヒロ]
明治31年、大阪府に生まれる。東京大学法学部卒業。「東洋思想研究所」「国維会」「日本農士学校」「篤農協会」等を設立。また戦後は「全国師友協会」「新日本協議会」等をつくり、政財界の精神的支柱となる。全国師友協会会長、松下政経塾相談役を歴任。昭和58年12月逝去
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