出版社内容情報
越後の雄として義に生きた男の堂々たる生涯。
父・謙信の跡を継ぎ、越後の雄としての誇りに生きた上杉景勝。補佐役・直江兼続とともに、乱世に堂々たる気骨を示した名将の生涯。
上杉家二代目当主であり、初代米沢藩主でもあった上杉景勝。「近臣の前では一度しか笑ったことがない」といわれるほど寡黙で、養父・謙信を凌ぐ芯の強さをもっていた彼は、69歳で没するまで、謙信の跡継ぎとして、必死に上杉の名を守り続けた。
▼景虎との家督相続争いに勝ち、豊臣秀吉政権で五大老に列した景勝であったが、秀吉の没後、天下は徳川家康のものになりつつあった。謙信の魂を受け継いだ、義理人情に厚い男・景勝は、石田三成に呼応して徳川家康に立ち向かう。その結果、会津百二十万石から米沢三十万石へ削封の処分を下されるが、その後も戦国の男としての気骨を堅持し、名門上杉家の基礎を築いた。
▼本書は、越後から会津へ、会津から米沢へと波乱に満ちた世の中にあって、義に生きた上杉景勝の生涯を、秀吉にも家康にもうらやましがられるほどの阿吽の呼吸であった、執政・直江兼続との二人三脚をからめて描ききった歴史小説である。文庫書き下ろし。
●春日山城
●本能寺
●ずる賢い男
●国替え
●挙兵
●関ケ原
●米沢へ削封
●閻魔大王
●飢えた狼
●農は国のもと
内容説明
織田信長と対立し、豊臣政権では五大老に列し、やがて石田三成に呼応して徳川家康に立ち向かった上杉景勝。「近臣の前では一度しか笑ったことがない」といわれるほど寡黙な男だった彼は、偉大な養父・謙信を凌ぐ芯の強さをもち、家康により米沢へ減封された後も、戦国の男としての気骨を堅持した。執政・直江兼続との絶妙なコンビで、乱世を堂々と生き抜いた勇将の生涯を描く。
感想・レビュー
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