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上杉景勝―越後の雄としての誇りに生きた名将

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569578750
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0121

出版社内容情報

越後の雄として義に生きた男の堂々たる生涯。

父・謙信の跡を継ぎ、越後の雄としての誇りに生きた上杉景勝。補佐役・直江兼続とともに、乱世に堂々たる気骨を示した名将の生涯。

上杉家二代目当主であり、初代米沢藩主でもあった上杉景勝。「近臣の前では一度しか笑ったことがない」といわれるほど寡黙で、養父・謙信を凌ぐ芯の強さをもっていた彼は、69歳で没するまで、謙信の跡継ぎとして、必死に上杉の名を守り続けた。

▼景虎との家督相続争いに勝ち、豊臣秀吉政権で五大老に列した景勝であったが、秀吉の没後、天下は徳川家康のものになりつつあった。謙信の魂を受け継いだ、義理人情に厚い男・景勝は、石田三成に呼応して徳川家康に立ち向かう。その結果、会津百二十万石から米沢三十万石へ削封の処分を下されるが、その後も戦国の男としての気骨を堅持し、名門上杉家の基礎を築いた。

▼本書は、越後から会津へ、会津から米沢へと波乱に満ちた世の中にあって、義に生きた上杉景勝の生涯を、秀吉にも家康にもうらやましがられるほどの阿吽の呼吸であった、執政・直江兼続との二人三脚をからめて描ききった歴史小説である。文庫書き下ろし。

●春日山城 
●本能寺 
●ずる賢い男 
●国替え 
●挙兵 
●関ケ原 
●米沢へ削封 
●閻魔大王 
●飢えた狼 
●農は国のもと

内容説明

織田信長と対立し、豊臣政権では五大老に列し、やがて石田三成に呼応して徳川家康に立ち向かった上杉景勝。「近臣の前では一度しか笑ったことがない」といわれるほど寡黙な男だった彼は、偉大な養父・謙信を凌ぐ芯の強さをもち、家康により米沢へ減封された後も、戦国の男としての気骨を堅持した。執政・直江兼続との絶妙なコンビで、乱世を堂々と生き抜いた勇将の生涯を描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りょ

1
最初の数ページで、関東攻めが越後のいきる道、戦利品(略奪)が雪深い越後には必要だった…的な表現があり、今までの上杉家の義のイメージをガツンとうち壊された。このインパクトが強い。内容はあっさりしていて、軽い。話のスタートが、謙信の死後からなので謙信亡き後の上杉家を知るにはいいかも。景勝本というよりは上杉本かな。2015/08/19

つばめ

0
上杉景勝について書かれているのは珍しいと思い手にとってみた。読んだ感想としては、景勝色が薄いな!と。スポットライトの当て方を間違っているような…?景勝と直江兼続がセットなのはいいとして、他の人物成分が多すぎる印象。まあ、兼続が全面に出過ぎていて、本当は直江兼続の本なのでは?と思うところもあるが。内容も結構さらっとしており、大河ドラマの直江兼続を見た身として物足りなさがある。うーん、題材の珍しさから星3つ。2013/09/20

美亜希

0
正直、ある程度の戦国史の知識がないと不明瞭な部分が多いので「景勝がどんな人生を歩んできたか」をざっと知りたい程度の覚悟で読むとちょっと痛い目あうかもしれない。幸村の人質時代は勿論、前田慶次は存在すら触れられず。脳内で『上杉景勝』の人物像がある程度出来ていたので、あまりのキーキー怒る姿はコレジャナイ感が凄かった。あと、やはり”対”なのかな、途中で「これ兼続が主役じゃね?」と錯覚すること多し。2012/10/21

うーさん

0
上杉景勝の本としては、すごくわかりやすい内容でした。 そして、直江兼続が、いかに片腕となっていたかもわかります。2018/02/04

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