PHP文庫<br> 宇喜多直家―秀吉が恐れた希代の謀将

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PHP文庫
宇喜多直家―秀吉が恐れた希代の謀将

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  • サイズ 文庫判/ページ数 454p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569577906
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

権謀渦巻く備前国を制した梟雄の数奇な生涯。

不遇の少年時代を乗り越え権謀渦巻く乱世を制して、要衝の地備前・美作の主となった直家の、数奇な生涯を人間味豊かに描く長編小説。

斎藤道三、松永久秀と並び戦国の梟雄と称される宇喜多直家。子の秀家は、後に秀吉に寵され西国を代表する大名に成長する。その礎を築いたのが直家であった。本書は、信長の中国攻めの先鋒であった秀吉も恐れたという希代の謀将の、数奇な生涯を綴る長編小説である。

▼備前国の守護代・浦上氏の重臣であった祖父・能家は、主家をよく守り立てる篤志家であったが、同僚の突然の裏切りによって、一家は離散の憂き目に遭う。死を前にした祖父に、不甲斐ない父に代わってお家再興を託された直家。追及の手を逃れるため、彼は備前福岡の地で不遇の少年時代を強いられるが、やがて、生母の執り成しで再び浦上家に仕えることになった。初陣で功を成し、念願のお家再興を果たした直家は、以後、権謀術数を弄して備前・美作の諸将を倒し、主家をも追放して山陽の要衝の地を制するのである。

▼不遇の身から一代で大名に伸し上がった男の本懐を、人間味溢れる筆致で描く力作。

●父と子 
●にせ芝居 
●お家再興 
●名残りの曲 
●謀者走る 
●罠 
●美少年参上 
●妖花 
●明禅寺崩れ 
●魔道に落ちるとも 
●渦の中 
●播磨騒乱 
●毒飼い 
●牛窓にて

内容説明

斎藤道三、松永久秀と並び戦国の梟雄と称される宇喜多直家。子の秀家は、のちに秀吉に寵され西国を代表する大名に成長する。その礎を築いたのが直家である。備前の守護代浦上氏の重臣であった祖父が同僚の裏切りに遭い、不遇の少年時代を強いられた直家。やがてお家再興を果たした彼が、策謀渦巻く備前・美作の地を制するまでの数奇な生涯を、人間味溢れる筆致で描く力作。

著者等紹介

黒部亨[クロベトオル]
1929年、鳥取県生まれ。日本文芸家協会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

48
俺「ねえ、おかんべえで誰が宇喜多直家演ってた?」妻「あの人。昔ロッカーだった人」俺「わからん」妻「顎が長い人」俺「ああ、陣内か」妻「そうそう」そう言われてみれば確かにそうだったけどほとんど印象に残ってないな。そして、この本読んでる間に全く陣内孝則を思い浮かべることはなかった。と言うことは大河はミスキャストだったんじゃないのか?まあ、あれは色々とヘンテコだったからな。2015/02/13

スー

4
秀吉が恐れた箇所は無かったが、梟雄らしさ満点で何も無い状態から国持ちに成る過程は読みごたえ充分でした。最後は後妻を制御できずに家中を疑心暗鬼にさせてしまうところは悲しかったが過去のやり方を見れば仕方ないのか。松永久秀に比べると好意を持てる人物に書かれ同情出来るところも多々あり、最上義光に近い印象を受けた。こうでもしなければ戦国時代は生き残れなかったのだろう。2016/06/13

ゆうへい

3
松永久秀と並んで、戦国の梟雄といわれている宇喜多直家の生涯が分かりやすく描かれています。騙し討ちや身内討ち、毒殺といった暗黒な手段を繰り返し行ってきて、大名にのし上がったという印象を受けました。まさしく腹黒く底知らずの謀略家です。

かかし

3
稀代の謀将・宇喜多直家を主人公にした本。武士は勝つことが本文といわれた時代を謀略によってきり抜ける。名将の歴史2008/01/29

玉野ゆうき

2
ある日突然、味方が敵に!謀略を得意としたのは、この出来事の影響が大きいと感じました。まぁ誠実な人物だったら生き残れなかったと思いますが。 最後まで苦悩し満たされない人生だったのかな。身内に欲しくない人物ですわ! 2019/05/17

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