PHP文庫<br> 人生と陽明学

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PHP文庫
人生と陽明学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569577197
  • NDC分類 121.55
  • Cコード C0112

出版社内容情報

日本人の思想と行動を支えた陽明学の叡智。

中江藤樹、大塩平八郎、佐藤一斎らの著作・言行を中心に、陽明学の叡智を現代に活かす方途を探究。すべての日本人必読の講話録。  

16世紀初頭の中国で、王陽明という一人の思想家によって生み出された陽明学。<心即理><致良知><知行合一>の基本原理によって、知識よりも行動を重んじるその教えは、江戸時代初期の日本に伝来し、武士社会を中心に急速に広がっていた。それが可能だったのには、中江藤樹にはじまる錚々たる陽明学者に学び継がれたことがある。彼らは独自の解釈を加味しながら、日本の陽明学を“警世の活学”として開花させた。そして幕末に至ると、勤皇の志士たちの行動理念となって、時代を揺り動かす起爆剤となるのである。

▼本書は、東洋学の泰斗として今なお多くのファンを持つ著者が、身近な事例を引きながら、日本陽明学の叡智を人生に活かす思索・実践について論じつくした講話録。中江藤樹・佐藤一斎・大塩中斎・熊沢蕃山らの著作・言行などから、混迷の現代日本を確固たる自己をもって生きる上での様々な知恵が示されている。PHP文庫だけのオリジナル編集版。

●王陽明の人と学―抜本塞源論を中心として 
●啾啾吟 
●王陽明の源流―青年哲人 文中子 
●「言志四録」 
●現代と大塩中斎 
●中江藤樹・熊沢蕃山と今後の学問 
●森田節斎とその交友

内容説明

明代の中国に生まれ、江戸時代初頭に伝来した陽明学は、中江藤樹にはじまる錚々たる陽明学者に学び継がれ、“警世の活学”として開花した。本書は、東洋学の泰斗として知られる著者が、日本陽明学の叡智を人生に活かす思索・実践について詳細に論じた講話集。混迷の中にある現代日本を、日先の状況に惑われずに、確固たる自己をもって生きるための示唆に満ちた好著である。

目次

王陽明の人と学―抜本塞源論を中心として
啾啾吟
王陽明の源流―青年哲人文中子
「言志四録」
現代と大塩中斎
中江藤樹・熊沢蕃山と今後の学問
森田節斎とその交友
生駒の大儒・岡村閑扇

著者等紹介

安岡正篤[ヤスオカマサヒロ]
明治31年、大阪府に生まれる。東京大学法学部卒業。「東洋思想研究所」「国維会」「日本農士学校」「篤農協会」等を設立。また戦後は「全国師友協会」「新日本協議会」等をつくり、政財界の精神的支柱となる。全国師友協会会長、松下政経塾相談役を歴任。昭和58年12月逝去
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

10
著者の講座を文書化した内容。論語、四書など他の古典とのつながりもあり、他の色々な古典にも接したほうがより理解度が増す。何度も読み返したい。2016/07/16

大先生

5
「山中の賊を破るは易し。心中の賊を破るは難し。」王陽明は、肺病を患い、病軀でありながら匪賊を平げてしまうような人物だったようで、言葉の重み・説得力が違います。いつの時代も自分自身こそが強敵なんですね。一掴一掌血・一棒一条痕ということばも凄まじい。一度握ったら手形の血痕がつくくらい本気で、(問題に)真剣に取り組めと。2020/05/11

Yuma Usui

4
前半は王陽明について、後半は陽明学に影響を受けた日本人についての講話集。陽明学の知識が有り、幕末明治の歴史にも知見が有ると興味深く読める内容。人物紹介に終始しており、当初の期待と異なるものだったが、新しい発見が多くあり面白い内容でした。2017/01/07

耳目之学(不定期更新中)

4
主に江戸時代の陽明学者を解説している。中国の台頭や政治家・官僚・財界・国民の堕落・腐敗など内憂外患を抱えた日本は存亡の岐路にある。私には今の日本が、欧米列強による植民地化におびえていた幕末・明治時代と重なって見える。この国を良くするには他人を批判・批評するのではなく、まず自分が何かを始めることが重要だ。明治時代を作り上げた偉人達は何かしらの形で陽明学の影響を受けている。次の時代を作るべく陽明学を学ぼう。2010/12/25

しゅー

3
★★セミナーで「中国古典に学ぶ・・」みたいなテーマを良く見かけるけど、その元祖の先生。などと一緒くたに語るのは失礼なほどレベルは高い。ビジネス・スキルみたいな小手先の話ではなく、人生の構えを真っ向から説く内容になっている。党派性を超えて天下国家を憂え語る、というのは最近あまり見られなくなったスタイルだろう。もちろん今の価値観から見ると古めかしく思える部分もあるけど響く。複数の講演の寄せ集めみたいで前半が断然良かった。本屋で『言志四録』を検索したらこの本も引っかかり、御高名は存じ上げていたので読んだ次第だ。2022/05/17

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