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山本権兵衛―日本海軍を世界レベルに押し上げた男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 445p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569576688
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

“明治海軍を仕切った男”の波瀾の生涯。

日露戦時、“海軍のドン”として、東郷平八郎を連合艦隊司令長官に抜擢した、炯眼の男・山本権兵衛。その波瀾の生涯を描く長編小説。

幕末・維新の時代を駆け抜け、欧米列強の作った世界秩序の波の中に乗り出した、新興国・日本。強烈な帝国主義下で独立国として存在を続けてゆくために、当時の当局者にとって、近代国家と呼ばれるに値するシステムの整備は、何よりもの急務であった。そして、特に軍事面、つまり陸・海軍の整備・強化は、欠くことのできないものだったのである。本書では、その海軍力の充実に知恵をしぼった男・山本権兵衛の生涯を描き上げた、長編歴史小説である。現代において「日本海軍の父」と称されるこの人物は、いかなるビジョンを持って仕事を成し遂げようとしたのか。この作品では、その内面の過程に重きをおいて、明治期日本の精神をわかりやすく伝えようと試みている。                                                                                             

●序章 南洲墓地 
●第1章 王制復古 
●第2章 武士の子 
●第3章 勝海舟と西郷従道 
●第4章 ドイツ式艦上訓練 
●第5章 海軍の整備と日清戦争 
●第6章 北京の風雲 
●第7章 日英同盟の意味 
●第8章 日露開戦前夜 
●第9章 国運を賭けた戦い 
●第10章 海軍式の御制服

内容説明

幕末・維持の時代を駆け抜け、欧米列強の作った世界秩序の中に乗り出した明治日本。近代国家としてのシステムを整備するにあたって、海軍力の充実こそが欠くことのできない急務であった。その中心となって知恵をしぼり、実務にあたったのが、本書の主人公・山本権兵衛である。実質的に、「日本海軍の父」と呼ばれる男の波瀾多き生涯を、ドラマティックに描き上げた、長編歴史小説。

著者等紹介

高野澄[タカノキヨシ]
昭和13(1938)年、埼玉県生まれ。同志社大学文学部卒業後、立命館大学大学院で近代史を専攻する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。