出版社内容情報
知勇兼備の名将のさわやかな生涯を描く力作。
「およそ康政が向かう所、打ち破らずという事なし」。徳川四天王の一人に数えられる知勇兼備の名将の、さわやかな生涯を描く長編小説。
徳川四天王の一人に数えられる榊原康政の生涯を描く長編歴史小説。
▼永禄3年(1560)、岡崎の大樹寺で文武の修行に励んでいた若き康政に転機が訪れる。桶狭間で今川義元が横死、今川家の一部将として出陣していた岡崎城の若殿・家康が、大樹寺に逃げ戻ってきた。無念のあまり自害しようとする家康、それを止めに入った康政、二人はこの時、大樹寺の登誉上人から「厭離穢土 欣求浄土」の教えを説かれ、その教えのもとに主従の固い契りを結ぶのである。以後、康政は乱世終息に殉じることを信条とし、時に憤り、時に惑いながらも、家康の天下人への道を支えていく。
▼一方、同じく若き日、家康の配下にあった本多弥八郎(正信)は、一時、一向宗勢力に走り、後年再び家康に仕える。本編では、同じ仏の教えにならいながら、弥八郎の機を見て敏なる生き方を対照的にとらえ、康政の爽やかな信念を貫く生き方を浮き彫りにしていく。乱世の人間模様を活写した力作。
●第1章 厭離穢土 欣求浄土
●第2章 勝たぬよう 負けぬよう
●第3章 主君の見舞い
●第4章 姉川
●第5章 三方ケ原
●第6章 長篠
●第7章 信康無情
●第8章 伊賀越え
●第9章 秀吉糾弾
●第10章 新天地
●第11章 関ケ原前夜
●最終章 泰平の浄土へ
内容説明
徳川四天王の一人に数えられる榊原康政。若き日彼は、今川義元の横死によって岡崎に逃げ戻った家康と、師・登誉上人の「厭離穢土欣求浄土」の教えに従い、主従の固い契りを結ぶ。以後、乱世終息に殉じることを信条とし、時に憤り、時に惑いながらも、家康の天下人への道を支えていくのである。紊乱の世にありながら爽やかな、そして信念ある康政の生き方を活写する長編力作。
著者等紹介
菊池道人[キクチミチト]
1961年、愛知県生まれ。早稲田大学卒業。大学在学中に「歴史文学ロマンの会」に入会、それを機に文筆を志す。10年間の塾講師を経て、現在は著述に専念
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感想・レビュー
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