出版社内容情報
東京裁判史観を徹底攻撃する力作評論。
戦後日本人の歴史認識を深く汚染する、東京裁判史観。その成立の実情と現代への影響を検証し、新たな歴史観の必要性を説く力作評論。
『新しい歴史教科書』問題が、かまびすしい。なぜ、韓国や中国はあんなに危険思想視するのか。小泉首相の「靖国参拝」問題に関しても、なんであれほど明白な内政干渉ができるのか。ましてや、そのような外国の理不尽な物言いに賛同して大騒ぎしている日本人の一部の精神構造はどうなってしまっているのだろうか。
▼本書は、そのような疑問に真摯に、そして明確に答える、国民必読の評論である。
▼大東亜戦争に敗北し、降伏した日本は、勝者である連合国の暴力的なマインド・コントロールによって、「自らの歴史に対する誇り」を傷つけられ、その痛手からいまだに回復できないでいる。この連合国のやり口とはいかなるものであったのか。そしてそれが現代日本人の精神構造にどんな影響をおよぼしているのか。著者は、つねにその検証を続けてきた。その成果として、確かに言えること、言わねばならぬことを、あらためて訴える。
●序章 我が表象としての世界
●第1章 戦争責罪周知徹底計画
●第2章 東京裁判史観の誕生
●第3章 靖国問題が明らかにしたこと
●第4章 教育基本法の弊害
●第5章 国家観の再生に向けて
内容説明
大東亜戦争に敗北し降伏した日本は、勝者である連合国の暴力的なマインド・コントロールによって、「自らの歴史に対する誇り」を傷つけられ、その痛手からいまだに回復できないでいる。この連合国のやり口とはどんなものであったのか。そしてそれが現代にいかなる重大な影響をおよぼしているのか。つねにその検証を続けてきた著者が、あらためて日本国民に訴える。
目次
序言 我が表象としての世界
第1章 戦争責罪周知徹底計画―米国の占領初期の対日方針
第2章 東京裁判史観の誕生
第3章 靖国問題が明らかにしたこと
第4章 教育基本法の弊害
第5章 国家観の再生に向けて
著者等紹介
小堀桂一郎[コボリケイイチロウ]
昭和8年東京生まれ。昭和33年東京大学文学部独文科卒業、昭和43年博士課程修了、文学博士。昭和36~38年ドイツに留学、昭和43年東京大学助教授、昭和60年同教授、平成6年退官。現在、明星大学日本文化学部教授。専攻は比較文化論、日本思想史
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