出版社内容情報
化学から物理まで実験中心で理科をマスター。
キップの裏に砂鉄をかけたらどうなるか? 原子力発電所の発電方法とは? 化学から物理まで身近な物を使った実験で理科をマスター。
本書は、向山洋一氏が主宰する、小中学校の現役教師たち数千人が、現場で培った効果的な授業構成や指導ノウハウを研究する機関である「教育技術法則化運動(TOSS)」の研究成果がふんだんに盛り込まれ、「勉コツ」の愛称で好評を博したシリーズのうちの一冊である。今回その中でも特に評判の良かった六冊が、文庫に姿を変えて刊行された。
▼化学や物理は嫌いだが、実験は楽しかった。そんな思い出を持つ大人は多いだろう。それは今の中学生も同じこと。
▼「物理を探る」「電流を探る」「力とエネルギー」「光、音、熱」の四章にわかれているが、目次だけでは難しそうな印象を受ける。しかし、本書は、「実験は楽しい」という点に注目して家庭でも簡単にできる実験を中心に、82問を解いていくうちに、自然と化学嫌い、物理嫌いが解消していくような構成になっている。親と子で実験をしていけば、親と子のコミュニケーションを深める絶好の一冊になるであろう。
●第1章 物質を探る
●第2章 電流を探る
●第3章 力とエネルギー
●第4章 光、音、熱
内容説明
本書の中には、家庭で簡単にできる実験やものづくりが、いくつも紹介してある。子供から大人まで面白く学べる科学読本。
目次
1 物質を探る(分ける;見分ける ほか)
2 電流を探る(電流の正体は?;電流の通り道―回路 ほか)
3 力とエネルギー(力と圧力;力のつりあい ほか)
4 光、音、熱(光の進み方と像;音 ほか)
著者等紹介
向山洋一[ムコウヤマヨウイチ]
1943年東京生まれ。東京学芸大学社会科卒業。現在、千葉大学講師。NHK「クイズ面白ゼミナール」教科書問題作成委員に任じられるなど幅広い活動を行っている。教育技術法則化運動(TOSS)代表、全国エネルギー教育研究会座長、全国都市づくり教育研究会座長、上海師範大学客員教授、子どもチャレンジランキング連盟副代表、日本言語技術教育学会会長代理、日本教育技術学会常任理事。また、月刊『教室ツーウェイ』(明治図書)編集長、『教育トークライン』『ジュニア・ボランティア教育』誌(いずれも東京教育技術研究所)編集代表
小森栄治[コモリエイジ]
1956年埼玉県生まれ。東京大学大学院工学系修士課程修了。1989年に、庄和町立飯沼中学校にてソニー賞最優秀賞受賞。現在、埼玉県蓮田市立蓮田中学校教諭。「理科は感動だ」をモットーに、ユニークな理科室経営と理科授業を行っている
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