出版社内容情報
商売・経営のコツを披露する珠玉の語録集。
経営者が自身の質を問われる今日、どのように商売や経営をとらえるべきか。長年の事業体験を通して商売、経営のコツを披瀝した語録集。
松下幸之助「心得帖シリーズ」を締めくくる本書の標題は、昭和九年の元旦に、松下が社員に“お年玉”として贈った言葉だという。
▼松下がこの言葉に託したのは、いかに学問、知識にすぐれ、人格的にも一点の非の打ちどころのない人であっても、経営者として成功するかというと、必ずしもそうではない。成功するには、それに加えて“経営のコツ”をつかまなければならない。そして、その“コツ”とは、教えてもらって「分かった」というものではなく、いわば“悟り”のようなものだという。
▼本書には、まさにこのような、松下自身が日々の経営の中から“悟った”言葉が出てきて興味深い。いわく「任せて任せず」「雨が降れば傘をさす」「好況よし 不況さらによし」といった具合である。
▼確かに何事にもコツというものがある。今まで出来なかったことがフッと出来た瞬間である。松下が悟った“経営のコツ”を、現在の経営環境と引き比べて読んでみるのも面白そうだ。
[第1章]商売のコツ 経営のコツ
●雨が降れば傘をさす
●率先垂範が部下を動かす
●作為的な人材育成は成功しない
●“錦の御旗”をもつ
●二代目は腹の底からの熱意で勝負 ほか
[第2章]経営者の心得
●結局は社長一人の責任
●平穏無事の一日にも体験がある
●経営は手品ではない
●経営者には社員の注目が集まっている
●引くに引けないという決意が道をひらく ほか
内容説明
何事にも“コツ”というものがある。コツをつかみさえすれば、物事は驚くほど順調に進む。企業経営もまた、例外ではない。しかし、それは学ぼうとして学べるものではなく、いわば“悟る”ものだと松下幸之助は言う。「雨が降れば傘をさす」「任せて任せず」など、松下が会得した“経営のコツ”“商売のコツ”を、みずからの経験を通して語る、経営者へのメッセージ。
目次
第1章 商売のコツ経営のコツ(雨が降れば傘をさす;率先垂範が部下を動かす;作為的な人材育成は成功しない;“錦の御旗”をもつ ほか)
第2章 経営者の心得(結局は社長一人の責任;平穏無事の一日にも体験がある;経営は手品ではない;経営者には社員の注目が集まっている ほか)
感想・レビュー
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