PHP文庫<br> 商いの道―経営の原点を考える

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PHP文庫
商いの道―経営の原点を考える

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  • サイズ 文庫判/ページ数 217p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569575056
  • NDC分類 673
  • Cコード C0134

出版社内容情報

お客様の信頼に応える商売の基本と心がまえ。

どうしたらお客様の信頼に応えられるのか。イトーヨーカドー・グループの創業者が、実践の中で得た商売の基本、商人の心構えを語る。

長引く不況に悩む流通業界にあって、イトーヨーカドーやセブン-イレブンを中心とするイトーヨーカドー・グループは順調に業績を伸ばしている。その秘密はどこにあるのか。

▼伊藤は、その理由として、「常にイノベーターであり、チャレンジャーとして仕事に邁進してきたこと」を挙げている。

▼しかし、本書を読んで印象的なのは、戦後、東京下町の焼け跡で母と兄との三人で「羊華堂」という洋品店を再スタートさせ、一店、二店と増やしていく過程で、母や兄から学んだ「商売に王道なし。ただ(客に喜んでもらいたいという)心あるのみ」だという、「商人・伊藤」の言葉である。その後、伊藤は60年代に渡米し、いち早くチェーンストアー時代の到来を察知し、実際にイトーヨーカ堂チェーンとして成功する訳だが、いまでも伊藤の心の中にあるのは母と兄の教えのようだ。順調な成長発展も「商いの心」を忘れていないグループの総帥である伊藤の存在と無縁ではないだろう。

[プロローグ]商人の原点 
●ないない尽くしからのスタート 
●時代が変わる怖さ 他 
[1]商いの心構え 
●誠実を貫く難しさ 
●誠実さがお金を集める 他 
[2]心に残る出会い 
●謙虚なる人柄の崇高さ 
●商売の原点を学ぶ 他 
[3]これからの日本へ 
●大変な時代への予感 
●銀行神話を見直す 他

内容説明

消費が冷え込み、ものが売れないのは、どこの家庭もものが有り余っているからだ…。そんな声がかまびすしい流通業界のなかにあって、イトーヨーカドーやセブン‐イレブンは順調に業績を伸ばしている。その秘密はどこにあるのか。東京の下町に生まれ、激動の昭和から平成の現在まで、「商売一筋」に生きてきたイトーヨーカドー・グループの創業者が淡々と語る「商いの原点」「経営の指針」とは。

目次

プロローグ 商人の原点(ないない尽くしからのスタート;時代が変わる怖さ;母の笑顔に隠された凄まじい思い ほか)
1 商いの心構え(誠実を貫く難しさ;誠実さがお金を集める;商人は孤独の中に生きる ほか)
2 心に残る出会い(謙虚なる人柄の崇高さ;商売の原点を学ぶ;経営の心根は祈る気持 ほか)
3 これからの日本へ(大変な時代への予感;銀行神話を見直す;寄り合い経済の恐ろしさ ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MrDeLa441

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我らが名誉会長経営哲学の本。信頼と誠実がいかにして培われ実践されてきたのか「日本語で語ることができる」著者がわかりやすく課題提起する。本当に知ることだけでなく、行動と結果でしか証明できないものがあると実感させてくれる。社是・信条はどんな時も守る、全てのステークホルダーに筋を通す、給与は社員が決めるもの、ひらがなで話す人は知恵の人、謝恩の心、対立と協調、頑なさ、頑固さ。商売に必要なことが色々と語られ、どれも基本を忠実に実行したうえでの新しい挑戦の連続と理解し自分の行動に活かしたいと思う。2025/04/13

くらぴい

0
商売の道は孤独・冒険である、農業とは対照的であると感じました。一般に安心を求める一般人はまだ農民的かなと思います。

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