出版社内容情報
お客様の信頼に応える商売の基本と心がまえ。
どうしたらお客様の信頼に応えられるのか。イトーヨーカドー・グループの創業者が、実践の中で得た商売の基本、商人の心構えを語る。
長引く不況に悩む流通業界にあって、イトーヨーカドーやセブン-イレブンを中心とするイトーヨーカドー・グループは順調に業績を伸ばしている。その秘密はどこにあるのか。
▼伊藤は、その理由として、「常にイノベーターであり、チャレンジャーとして仕事に邁進してきたこと」を挙げている。
▼しかし、本書を読んで印象的なのは、戦後、東京下町の焼け跡で母と兄との三人で「羊華堂」という洋品店を再スタートさせ、一店、二店と増やしていく過程で、母や兄から学んだ「商売に王道なし。ただ(客に喜んでもらいたいという)心あるのみ」だという、「商人・伊藤」の言葉である。その後、伊藤は60年代に渡米し、いち早くチェーンストアー時代の到来を察知し、実際にイトーヨーカ堂チェーンとして成功する訳だが、いまでも伊藤の心の中にあるのは母と兄の教えのようだ。順調な成長発展も「商いの心」を忘れていないグループの総帥である伊藤の存在と無縁ではないだろう。
[プロローグ]商人の原点
●ないない尽くしからのスタート
●時代が変わる怖さ 他
[1]商いの心構え
●誠実を貫く難しさ
●誠実さがお金を集める 他
[2]心に残る出会い
●謙虚なる人柄の崇高さ
●商売の原点を学ぶ 他
[3]これからの日本へ
●大変な時代への予感
●銀行神話を見直す 他
内容説明
消費が冷え込み、ものが売れないのは、どこの家庭もものが有り余っているからだ…。そんな声がかまびすしい流通業界のなかにあって、イトーヨーカドーやセブン‐イレブンは順調に業績を伸ばしている。その秘密はどこにあるのか。東京の下町に生まれ、激動の昭和から平成の現在まで、「商売一筋」に生きてきたイトーヨーカドー・グループの創業者が淡々と語る「商いの原点」「経営の指針」とは。
目次
プロローグ 商人の原点(ないない尽くしからのスタート;時代が変わる怖さ;母の笑顔に隠された凄まじい思い ほか)
1 商いの心構え(誠実を貫く難しさ;誠実さがお金を集める;商人は孤独の中に生きる ほか)
2 心に残る出会い(謙虚なる人柄の崇高さ;商売の原点を学ぶ;経営の心根は祈る気持 ほか)
3 これからの日本へ(大変な時代への予感;銀行神話を見直す;寄り合い経済の恐ろしさ ほか)
感想・レビュー
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MrDeLa441
くらぴい