PHP文庫<br> 自立と孤独の心理学

PHP文庫
自立と孤独の心理学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569574929
  • NDC分類 159
  • Cコード C0112

出版社内容情報

心のバランス感覚を取り戻すための人生論。

一人で生きられる人が、他人とよりよい関係を築ける――「分離不安」という喪失感・孤独感を克服し、心のバランスを取り戻す人生論。

見知らぬ人に会うとおびえてしまう。嫌われたくないから他人の意見に迎合する……一人で行動することを楽しめず、他人と同じにしていないと不安になるのは、「自分」を正しく理解していないからなのです。

▼本書は、心のバランスを崩す要因となっている“分離不安”について取り上げ、苦悩に満ちた人生を実り多きものに変換していくためのヒントを説き明かす。幼少期の心の中で何が起きたのかを究明し、自分の本質を見つめ直すためのアドバイス。

▼親の束縛や過度の干渉を受けて育った人は、期待に応えなければ愛情の絆から分離されてしまうと思い込んでいると著者はいう。「些細なことで怒るのは愛情に飢えている証拠」「心の支えがないから人からの評価を求める」「虚勢を張るのは劣等感の裏返し」など、他人の言動に過敏に反応してしまう心理を鋭く分析し、いかにして真の自立と自由な生き方を実践するかを説く。

▼傷つきながらも生き続けるすべての人に捧げる書。

●なぜ一人でいると不安になるのか 
●相手を所有したいという気持ちには依存心が潜んでいる 
●しがみつくから相手に縛られる 
●人と同じようにしていないと不安になる底には喪失感がある 
●人に嫌われたくないのは自分に自信がないからである 
●なぜ自分の本当の心を偽るのか

内容説明

一人で何かすること、自分のために行動することを楽しめず、他人と同じにしていないと不安になるのはなぜなのか。その原因を解く手がかりは、幼少期に心の中で何が起きたのか、「自分の原点」を正しく理解することである。―本書は、真の自立、自由な生き方を妨げる要因となっている「分離不安」について取り上げ、苦悩に満ちた人生を実り多きものに転換していくためのヒントを説き明かす。

目次

なぜ一人でいると不安なのか
相手を所有したいという気持ちには依存心が潜んでいる
しがみつくから相手に縛られる
人と同じようにしていないと不安になる底には喪失感がある
人に嫌われたくないのは自分に自信がないからである
なぜ自分の本当の心を偽るのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケロコ

28
昔はもっと心に響いたのに。 加藤諦三卒業か?2016/03/06

さくらいろ。

2
この本は見を持って「わかるわかる!!」って思う人と「へぇ~そうなんだぁ。」と思う人に別れると思います。私は前者です。この本は読んでいて思わず涙が出てきました。心理学の本として難しくなくとてもわかりやすくまとめています。 とにかくこのタイトルにひかれた人は絶対読むべし!!2005/04/12

defplus

2
フロイトが「リビドー」を精神分析学の核と捉えたのと同様、加藤氏は本書で人の奥底の悩みを「分離不安」というキーワードで解き明かそうとする。人は孤独を避けたいゆえに八方美人となり、過剰に人の評価を求めたり、親や会社に対し服従か排斥かの二択を迫り適切な距離を保てなくなったりするのだとか。決して優しい言葉ばかりではなく、身に覚えあれば少なからず心も痛むだろうテーマではあるものの、そこは加藤節の深い洞察と共に静かに語りかけるスタイルがそことなく相互懺悔を促しストンと納得させられる不思議。静かな夜の内省にうってつけ。2010/06/11

しょうご

0
1998.4.26読了

ヨンデル

0
昔読んだ本です、整理のため登録しています。2024/05/22

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