PHP文庫<br> 半ズボンをはいた播磨屋

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PHP文庫
半ズボンをはいた播磨屋

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  • サイズ 文庫判/ページ数 297p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569574837
  • NDC分類 774.28
  • Cコード C0195

出版社内容情報

人気歌舞伎役者が人情味豊かに綴る半生の記。

人気歌舞伎役者・中村吉右衛門が、幼少の頃から二代目を襲名するまでの半生と、芝居と日常を通しての様々な思いを人情味豊かに綴る。

人気歌舞伎役者・中村吉右衛門氏の処女エッセイ集の文庫化である。

▼本書は三部構成となっている。まずは表題となった「半ズボンをはいた播磨屋」。やんちゃ坊主でひねくれ坊主だった辰次郎少年。ややもすれば役者への道を踏み外してしまいそうだったこの播磨屋御曹司を、肉親同様に厳しく、そして懐深く育ててくれたのは「ばあや」であった。本編は、二十二歳で二代目・吉右衛門を襲名するまでの思い出を、ばあやへのレクイエムとして綴ったものである。初代の思い出、初舞台のこと、ロカビリーに憧れた頃、大学受験、そしてばあやとの死別……、著者の半生が人情味豊かに語られる。

▼第二部の「役者の素顔」は、初詣に始まる吉右衛門家の一年間の生活模様が、また第三部の「芝居のなかの歴史風景」では、「鬼平」や歌舞伎の演目を通じて、著者の歴史に対するさまざまな思いが綴られる。

▼素顔の歌舞伎役者が、ふだん着のままで物語る、珠玉のエッセイ集。

[半ズボンをはいた播磨屋]
●母の執念 
●始めての失恋 
●初舞台の頃 
●播磨屋代々 
●村じいの五右衛門風呂 ほか 
[役者の素顔]
●元旦の目覚め 
●鬼の幻影 
●トウタンの雛飾り 
●初舞台二役 
●曖昧の楽しみ ほか 
[芝居のなかの歴史風景]
●「鬼平」ロケの楽しみ 
●「熊谷」にみる母と子の絆 
●兄弟の悲運「盛綱」 ほか

内容説明

やんちゃ坊主のひねくれ坊主…そんな半ズボンの頃の播磨屋御曹司を、「ばあや」はいつも傍にいて、肉親同様に厳しく懐深く育ててくれた。本書は二代目襲名までの思い出を、「ばあや」へのレクイエムとして綴った半生の記であり、また、初詣に始まる吉右衛門家一年間の生活模様、「鬼平」や演目を通じての歴史への思いを人情味豊かに物語る。ふだん着のままの歌舞伎役者が著した処女エッセイ集。

目次

半ズボンをはいた播磨屋(母の執念;初めての失恋;初舞台の頃;播磨屋代々;村じいの五右衛門風呂 ほか)
役者の素顔(元旦の目覚め;鬼の幻影;トウタンの雛飾り;初舞台二役;曖昧の楽しみ ほか)
芝居のなかの歴史風景(「鬼平」ロケの楽しみ;「熊谷」にみる母と子の絆;兄弟の悲運「盛綱」;白無垢鉄火の啖呵「河内山」;「そばや」はまさしく蕎麦が決め手 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フェリペさん

2
二代目は自覚がないのか、ただのご謙遜か、とかく自己評価の低い人だけれど、もういかに才能あふれる方かというのはこの1冊でも十分に伝わってくる。本当にすばらしい役者さん。2015/04/27

kinupon

2
播磨屋の人なりがにじみ出てるような本です。大向こうから「播磨屋!!」2013/06/18

fuchsia

2
本物のぼんぼんとはいかなるものか、この文庫を読めばよく判ります。 (財閥一族系とか華族系とはまた違うのでしょうが)そここに挿入される口絵も本人の筆になるものですが、これがなんとも素晴らしい。ばあやの最期と臨終の言葉、それからその思い出を出版するまでに長い年月がかかったというところに筆者の複雑な想いを感じるのはうがち過ぎかなあ。2013/03/02

yasudrlib

1
確かに庶民とは異なった出で立ちだけど、中身は義理堅く、感情豊かな、賢い、悪ガキだったんだなと。遅ればせながらのマイブーム、吉右衛門。ますますブームに火がつきました。 2013/08/18

Kei

1
吉右衛門ファンの家族の本棚から手に取りました。ど素人な私でも非常に楽しく、一気に読みました!「なんかいい、素敵なおじさん」という、吉右衛門さんに対する私の印象の源を垣間見た気がしています。この本に興味を持った方には、是非一読していただきたい本です。2013/02/27

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