出版社内容情報
戦国きっての武勇者の生涯を描く長編小説。 黒田官兵衛・長政父子に仕え、戦国きっての武勇者と呼ばれた又兵衛。大坂の陣での、その見事な散り際までを描き上げる長編歴史小説。 戦国時代一の名軍師・黒田官兵衛の嫡男・長政の指南役として出仕し、彼に、武士としての心構えから、戦場での将としての立ち居振舞いまでを教え込むとともに、九州島津攻め、文禄・慶長の役、関ケ原合戦と、歩みをともにした、歴戦の勇士・後藤又兵衛。彼には自らの矜持として持っていた、武士としてのあるべき姿を、その人生において具現したいという、理想があった。常に泰然と構え、水の如き心持で戦に対峙せよと説く又兵衛に対し、血気盛んで情動的な教え子・長政は次第に彼に対する反感を募らせて行く。その確執は、やがて修復不可能となり、又兵衛は黒田藩を去らざるを得なかった。その後、大坂の陣が起こり、又兵衛は、不利を承知しながらも豊臣方に参加。時代の名主となった徳川家康を散々に苦しめながら、命を散らして行く。 生まれつき、要領の良い世渡りが苦手で、武人として誇らしく生き切ることのみを願った、一徹な男の魅力を描く、長編歴史小説。 ●初出仕 ●龍と獅子 ●九州島津攻め ●だまし討ち ●義軍にあらず ●嘆きの谷 ●謀略 関ケ原 ●深夜の客 ●訣別 ●浪々記 ●残照
内容説明
名軍師・黒田官兵衛の嫡男・長政の指南役として出仕し、武士としての心構えから、戦場での立ち居振舞いまでを、教え込むとともに、九州島津攻め、文禄・慶長の役、関ヶ原合戦と、歩みを共にした、歴戦の勇士・後藤又兵衛。その長政との確執によって、黒田藩を脱け、大坂の陣に豊臣方として参加、徳川家康を苦しめながら、命を散らした見事な生きざまを描く、長編歴史小説。
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BIN
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