出版社内容情報
偏向した歴史教科書の実態を明かす熱き対論。 自虐史観と謝罪史観で塗りつぶされた歴史教科書。世界にも例のない偏向教科書の実態と原因とは。話題を呼んだベストセラーを文庫化。 本書の著者の一人で東京大学教授の藤岡信勝は「文庫版へのまえがき」のなかで、検定済み七社の中学校用の歴史教科書をさして、とうてい日本人のために書かれた教科書とはいえないといい、「自国に対してここまで悪意に満ちた教科書を国費で子どもに押しつけるのは、国民の教育権に対する許しがたい侵害である」といっている。▼実際、本書に取り上げられている七社のわが国近代史の解釈と記述は、自虐史観と謝罪史観に塗りつぶされているといってよい。なぜ、このようなことになってしまったのか。毅然とした態度をとらず謝罪外交に明け暮れる政治家、またそういう政治家を選び、政治に関心を寄せることを忘れてしまった国民、そこに「国民の油断」があったというのである。▼本書は歴史教科書の内容の「ひどさ」を知るには恰好の書である。文庫化に際して、まともな教科書を子どもたちに与える手だての一つとなる教科書採択制度をめぐる対論を新たに増補している。 ●第1章 これでわかるか! 明治維新と日本の近代化 ●第2章 「何でも反対」史観の人間不在 ●第3章 日清・日露まで侵略とする「戦争=罪悪」史観 ●第4章 ソ連崩壊にも懲りない社会主義幻想 ●第5章 英米が絶対正義で、日本を犯罪国家とする「片面」史観 ●第6章 歴史的事実が確定していないことを書く「雰囲気」史観 ●第7章 国民の油断 ●第8章 採択制度を変えれば教科書は変わる
内容説明
日本の歴史教科書であるにもかかわらず、日本のことを意図的に悪く記述し、先人の過失をねじ曲げて解釈し、外国の反日宣伝の言葉を喜んで書き込む。それが現在の歴史教科書の実情だ。どうして歴史教科書は自虐史観と謝罪史観に塗りつぶされてしまったのか。偏向教科書の実態と原因を明らかにし、真実の歴史に迫る白熱の対論。文庫化に際し『採択制度を変えれば教科書に変わる』(第八章)を増補。
目次
第1章 これでわかるか!明治維新と日本の近代化―国家の目的を描かない「無目的」史観
第2章 「何でも反対」史観の人間不在―外国の利益に生きるわが国の教科書
第3章 日清・日露まで侵略とする「戦争=罪悪」史観―国際力学を無視した自虐心理
第4章 ソ連崩壊にも懲りない社会主義幻想―時代遅れの学説で綴られる「独断」史観
第5章 英米が絶対正義で、日本を犯罪国家とする「片面」史観―人間は、これで誇りを持って生きられるか
第6章 歴史的事実が確定していないことを書く「雰囲気」史観―従軍慰安婦と南京大虐殺
第7章 国民の油断―なぜ、こんなことになったのか
第8章 採択制度を変えれば教科書は変わる―教科書を良くするもしないも教育委員会の立ち直りいかん
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