出版社内容情報
自虐史観を超え後世に語り継ぐ歴史観を示す。 自虐と謝罪史観に覆われた現在の歴史教科書。何をどう変えたらよいのか。戦後日本の精神構造にもさかのぼり、理想の教科書を提言する。 著者は「歴史は、過去の事実を知ることではない。事実について、過去の人がどう考えていたかを知ることである」という。歴史をこう定義する著者は本書のなかで、自虐と隣国にへつらう謝罪史観で塗りつぶされた、世界にも例のない偏向した歴史教科書を鋭く論難し、語り継ぐべき歴史観を提示している。▼本書所載の論文は、ほとんどが97年前後に雑誌、新聞に発表されたものだが、当時、著者が中心となり活動を始めた「新しい歴史教科書をつくる会」発足の経緯を記述した「新しい歴史教科書の戦い」「新しい歴史教科書の創造」からは、その熱意の強さがいまも伝わってくる。また、そのころマスコミの話題となった従軍慰安婦問題に対する発言にも、著者の強い信念が感じられる。▼同著者の『国民の歴史』は発売以来50万部を超えるベストセラーになったが、『国民の歴史』を著す契機となった思想が本書に明確に現れている、教科書論争の口火を切った評論集である。 ●第1章 教科書問題を考える前提 ●第2章 なぜ私は行動に立ち上がったか ●第3章 慰安婦問題の国際的不公平 ●第4章 日本人よ、知的に翻弄されるな ●終章 日本人の自己回復
内容説明
歴史は、過去の事実を知ることではない。事実について、過去の人がどう考えていたかを知ることである…。かく説く著者は、自虐史観と隣国にへつらう謝罪史観で塗りつぶされた、世界にも例のない偏向した歴史教科書の存在を鋭く論難し、語り継ぐべき歴史観を提示する。何をどう変えればよいのか。戦後日本の精神構造にも溯り、理想の教科書を提言する、教科書論争の口火を切った力作評論集。
目次
第1章 教科書問題を考える前提
第2章 なぜ私は行動に立ち上がったか
第3章 慰安婦問題の国際的不公平
第4章 日本人よ、知的に翻弄されるな
終章 日本人の自己回復