出版社内容情報
徳川三代のブレーンとなった男の数奇な生涯。 徳川家康、秀忠、家光のブレーンとして絶大な信頼を得ていた、黒衣の宰相・天海。その数奇な生涯を描き上げる、長編歴史小説。 「天海僧正は、人中の仏なり、恨むらくは、相識ることの遅かりつるを」??初対面の時、徳川家康をして、そう言わしめた、傑僧・天海。彼は、家康・秀忠・家光の三代にわたって、湧くがごときその知で信頼をよせられ、好遇を受けた、最高のブレーンであった。草創期、未だ不安定であった徳川政権の基盤を固めて行くにあたり、常に将軍のかたわらで、大参謀的な役割を果たした、「黒衣の宰相」。しかし、その背後には、さまざまな謎も残されている。「天海僧正は、明智光秀が生き残り、姿を変えた者だったのではないか」……などという、歴史のイフ的なものから、「徳川政権内での重んじられ方や、朝廷に対する影響力の大きさから見て、高貴な出自の者だったのではないか」……というような、“高貴落胤説”まで、彼の前半生においては、わからないことが数多い。そのような極端な説を排しながら、“ブレーン”としての天海像を描き上げた、力作長編歴史小説。 ●関ヶ原の血戦 ●天海登場 ●めぐり合い ●切支丹禁令 ●大坂「冬夏」の陣 ●巨星家康の死 ●秀忠の政策 ●正邪善悪の岐路 ●幕府と朝廷の対立 ●家光の時代 ●悲願成就 ●関係年表
内容説明
「天海僧正は、人中の仏なり、恨むらくは、相識ることの遅かりつるを」―初対面の時、徳川家康をして、そう言わしめた傑僧・天海。彼は、家康・秀忠・家光の三代にわたって、湧くがごときその知で好遇を受けた、最高のブレーンであった。徳川政権の基盤を固めて行くにあたり、「黒衣の宰相」(大参謀)に徹した男の謎多き生涯を描き上げる、長編歴史小説。
感想・レビュー
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