PHP文庫<br> 小説 千利休―秀吉との命を賭けた闘い

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PHP文庫
小説 千利休―秀吉との命を賭けた闘い

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  • サイズ 文庫判/ページ数 268p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569572420
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

天下人・秀吉に抵抗する利休の力の源を描く。  天下人・秀吉の側近であり、茶人としても大成した男が、追求し続け、主君にも決して譲らなかった市民(まちびと)精神とは何なのか?  「この“にじり口”から茶室に入れば、あなたは一人の人間になります」??この利休の言葉に、秀吉は激しく反発する。「俺は、茶室に入っても、おまえとは同等ではない」??と。一触即発の関係の中で日を重ね、心の溝を深めてゆく二人。そしてついに決定的な出来事が起こった??。 本書で、「なぜ利休は、それほどまでに天下人・秀吉と対立したのか」を、利休の内面を照射しながら、徹底的に探ってゆく。そして、その心のありかを、「利休のその強靭な精神は、あくまでも、“自分をまちびと(市民)である”と考えた自己保持にある」という結論を導き出してゆく。 さまざまな形で、多くの作家が書き尽くした感のある「利休切腹」の真相を、利休自身の「まちびと」としての生き方に求め、天下人を気取る成り上がり物への反抗心として描き上げた著者の視線は、痛快であると同時に新しい。男の人生には美学が必要だと語りかけてくれる好著である。  

内容説明

「この“にじり口”から茶室に入れば、あなたは一人の人間になります」―利休の言葉に、秀吉は激しく反発する。「俺は、茶室に入っても、おまえとは同等ではない」と。一触即発の関係の中で日を重ね、心の溝を深めてゆく二人。そしてついに決定的な出来事が起った―。なぜ利休は、天下人・秀吉と、それほどまでに対立したのか。その精神のありかを探り、自らの理想を貫いた男の姿を描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュラフ

8
千利休と秀吉の確執。大徳寺山門の利休像が秀吉を踏みつける意図があるとのことで利休70歳にして切腹。歳をとると許せない奴は、許せないのだろう。信長は利休の茶の世界に対する理解はあったが、秀吉には理解しようとする気持ちがなかった。利休としては、高慢な成り上がりの秀吉が許せなかったのである。若い頃は人たらしの名人であった秀吉であるが、天下を取った後は独裁者となる。関白秀次の処分とならび秀吉晩年の横暴ぶりのひとつの事件である。    2013/03/03

Junichi Shimizu

0
茶人であるぐらいの知識しかなかったが、影響力の大きさに驚いた。文化として昇華していく様も面白い。2017/11/11

けんちきまる

0
8/22から2009/08/23

mine-0

0
千利休は魅力に溢れているがこの本に魅力があふれているかというと疑問。通勤電車でぱらぱら読むにはまあいいかな。2009/08/10

なおしょうたつ

0
このような人間関係は、今でもそこらじゅうであると思う。 今との違いは、人を殺して解決するかどうかだけだなと感じた。2023/07/20

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