出版社内容情報
サラリーマン社会をうまく生き抜く知恵と技。 面従腹背、合従連衡……。人の心と行動を見事に言い当てた四字熟語をサラリーマン生活になぞらえてみれば、それは立派なビジネス訓。 二字熟語、三字熟語、四字熟語……。数ある熟語のなかでも漢字四文字で構成された四字熟語がもっとも多いといわれている。つまり、それだけ四字熟語は簡潔な表現で、しかも広く深い意味が凝縮された重宝な言葉として、長い歴史のなかで多くの人々に使われてきたということだ。本書は、そのなかでも、主として中国古典や故事に基づくものを取り上げ、その成り立ちを紹介しつつ、現代のサラリーマン事情になぞらえて解釈してみた、サラリーマン社会を生き抜く智恵満載の一冊である。「大義名分」を掲げて「一所懸命」にいった一言がもとで、信頼していた部下にまで「疑心暗鬼」の目で見られるようになり、気がついたらいつの間にか「四面楚歌」になっていた……。こんなことはサラリーマン社会ではよく見かけること。時代は変わっても、人間の心の動きは変わらないもの。「温故知新」という言葉もあるように、まさに四字熟語には、世渡りの智恵がつまっている。
内容説明
熟語のなかでは、四文字で構成された四字熟語がもっとも多いといわれる。つまり、それだけ多くの人々に重宝がられ、愛用された言葉であり、人の心と行動を見事に言い当てた言葉ということだ。四面楚歌、面従腹背、漱石枕流…。本書では主として中国の古典や故事に基づく四字熟語を取り上げ、現在のサラリーマンになぞらえて解釈してみた。サラリーマン社会を生き抜く知恵満載の一冊。
目次
第1章 自己啓発は一念発起―時には言葉で自分を磨け!
第2章 人間関係は臨機応変―人と人とを結ぶ感情の糸を読め!
第3章 悪用誤用は厳禁禁物―気取って言ったつもりでも…
第4章 故事来歴で話材豊富―知ると知らぬでは大違い
第5章 社会世相は千変万化―世の中は移り変っても…
第6章 世界・日本を一刀両断―二十一世紀の日本を考える