出版社内容情報
15代将軍・慶喜のもとで幕府海軍の重鎮として活躍した榎本武揚。箱館戦争で敗北するも、その後外交官として重責を果たした男の生涯。
内容説明
「わが艦隊は東洋一の無敵艦隊だ。この北の地で、その力のほどを見せてくれる!」提督・榎本武揚はそう檄をとばすと、針路を一路箱館へと向けた。―倒幕軍の江戸入城に際し、幕府艦隊を率いて脱走、箱館五稜郭で徹底抗戦した榎本武揚。敗戦で投獄されながらも、その才と智を買われ、新政府では外交官としての重責を果たす。幕末から明治にかけ、ひときわ異彩を放った英雄の生涯。