出版社内容情報
財政難に苦しむ真田藩で、様々な改革に着手し、組織の再建を行なった一人の指導者の波乱の生涯を通じて、真のリーダー像を描いた一冊。
内容説明
「人というものは、よき人が使えばよくなるものでござりまする。悪い人が使えば悪くなるものでござりまする」―財政難に苦しむ真田藩で藩主幸弘より家老職兼勝手掛を命じられ、藩政刷新、財政再建に向けて倹約令や治水事業など様々な改革に着手し、組織の再建を行った恩田木工。識見と才を持ち、「誠の心」を持った一人の指導者の波乱の生涯を通じて、真のリーダー像を描いた一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ボナンザ
1
借金まみれの松代藩(真田藩)を立て直した実績はさすがです。 百姓を大事にしながら足軽や藩士の面目も保つ采配が見事であり、「良き人が使えば人は良くなり、悪しき人が使えば人が悪くなる」という言葉はまさに的を射ていると感じます。 また、反対派の家臣たちの妬みや妨害に遭いながらも、周りをうまくなだめて改革を断行した木工と、彼を抜擢して信頼し続けた5代藩主・幸弘の器量も流石です。私欲がなく能力のある人物がトップや参謀に就くべきだと痛感しました。 2026/08/05
さきとし
1
古本屋で見つけて手に取ったが、なかなかの人物。名臣ではあるが、どちらかというと、その時代の武士の常識にとらわれない、名人物といえるか。2017/12/26
とってー
0
真田藩の影に恩田木工という素晴らしい名手がいたとは! 木工が如何にして人々の心を捉えたか、人々を活かしたかが分かりやすく描かれていて読みやすかった。 学生時代、教育課程を学んでいた際に「生徒の目線になって考える」ということを再三言われていたけど、この「誰かの目線になって考える・感じる」ことって教育者に限らず人としてとっても大切な行為だと思う。木工はまさに相手の立場になって考えられる人で、私利私欲ではなく"みんな"の為に動ける人だった。 わかっちゃいるけど、なかなかできないことをやり遂げる力に感服です。2017/10/31
夢仙人
0
先の池波正太郎と基本的には同じであるが、文章は池波のほうがやはり上手い。2010/10/06




