出版社内容情報
信長が心血を注いで築いた安土城。不可能といわれた城の建設に挑んだ大工たちの苦闘と、城に火を放った真の犯人を解き明かす歴史小説。
内容説明
「七層もの高殿を組み上げても、十年もたずに崩れ落ちよう。しかし上様に作れませぬとは到底言えぬ」織田家大工棟梁岡部又右衛門は苦悩の末、崩壊を運命づけられた巨城「安土城」の築城を決意した。そして、その秘密を知った秀吉は…。わずか三年余りで炎上消失した幻の城安土城。不可能と言われた城の建設に挑んだ大工たちの苦闘を描き、放火の真犯人を大胆に推理した傑作歴史小説。