出版社内容情報
著名な合戦から小さな合戦まで、戦国合戦のほとんどを網羅。それぞれの戦いの詳細を合戦図などを駆使して興味深く解説した本格事典。
内容説明
本書は「川中島の戦い」「関ケ原の戦い」など著名な合戦から、その地方にしか知られていない小さな戦いに至るまで、、140余りの合戦を収録。戦いの背景・経過・結果に加え、イラスト、合戦図、史跡案内なども付して、戦いの様子が手にとるようにわかる。
目次
序章 疾風怒濤の戦国時代
第1章 室町幕府の落日
第2章 群雄割拠の動乱
第3章 信長、天下を狙う
第4章 秀吉、覇王となる
第5章 家康、天下を平定す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
dzuka
2
応仁の乱から大阪の陣まで、140近い中世の戦が紹介されている。 題名にもあるように、まさに事典。文字だけで解説されているものから、戦場の地図まで掲載されているものもある。 歴史の教科書にのるような有名な戦だけでなく、中央から遠く離れたところでも、沢山の戦いがされてきたことがよくわかる。これだけの戦いがされたので、ほとんどの人が生活ができなかったのではないかと思われた。元和偃武は、本当に待ちにまたれた瞬間だったのではなかったか。戦いは「信長の野望」の中だけで十分。 2023/12/12
Ryotaro Tsunekawa
2
日本という決して広くないエリアでよくもまあこれだけ合戦があったものだと驚いてしまう。歴史の授業では習うことがほぼないだろう合戦が繰り返されていたことを知る。歴史上何もなかったように思っている時代地域にあっても、それは知らないだけであって、先達たちが確かに生きていて、今日を生きるために時に密やかに時に華々しく蠢いていたことを教えてもらった。傍らに置いて都度見直したい本。2018/10/10
ゆうへい
1
1467年の応仁の乱から1615年の大坂夏の陣まで、小さな合戦から大きな合戦まで描かれています。所々で大きな合戦には舞台となった場所が取り上げていました。合戦の名前だけで受け身にしがちな僕には、詳しい内容が知ることができました。文章も分かりやすく表現されていて、とても興味深く読めました。
TEDDY曹長
1
かなり小さな合戦にも焦点をあてた本。古戦場の場所についてもさりげなく記載されており、古戦場を巡るのに参考になります。浜松近郊での戦いの場所が意外なところが多くてビックリしました2013/07/01
松尾三郎兵衛尉拓志
1
小さい戦から大きな戦まで時代背景から戦略、その後の事も載っている本。 同じPHP文庫の戦国大名シリーズや歴史小説を読んで、その補足に読むとより一層、楽しむ事の出来ると思います。2012/05/31