PHP文庫<br> 大富豪たちの美術館―アメリカ・パトロンからの贈り物

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PHP文庫
大富豪たちの美術館―アメリカ・パトロンからの贈り物

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  • サイズ 文庫判/ページ数 229p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569567792
  • NDC分類 706.9
  • Cコード C0130

内容説明

西欧に匹敵する文化国家を目指しメトロポリタン美術館にコレクションを寄贈したJ.P.モーガン、“国民すべてに開かれた美術館”を願いナショナル・ギャラリーを建設したA.W.メロンなど、祖国アメリカを、世界屈指の文化国家へと導いていった大富豪たち。彼らの情熱を駆り立てたものは一体何だったのか。現在のアメリカを代表する美術館を築き上げた「現代のメディチ」たちの物語。

目次

メディチ・コンプレックス
J.P.モーガン―貪欲な買物好き
A.カーネギー―雄弁な篤志家
I.S.ガードナー―そは我が楽しみ
A.W.メロン―信念の蒐集家
ロックフェラー一族―模範的な大富豪
F.W.ミラー―麗しき女相続人

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごく

15
長年の積読本。大富豪の個人所蔵品が写真で見れると思いきや、見れる場所のご紹介本 笑 米国の経済勃興期に巨万の富を築いた人達の背景や暮らし振りと理念、彼らが残した名だたる美術館の設立経緯、米国特有の篤志活動の背景など絵画を見るより断然面白かった。本国以外でイタリア絵画の所蔵量が世界一に驚く。当時、旧大陸では革命や戦争で没落する貴族が多く、歴史の浅い米国人が中世、ルネサンスの美・芸術品を爆買い。そんな様子も垣間見れるl.S.ガードナー美術館の設立者イザベルの古き良き時代の豪快な生き方は読んでいて楽しかった。 2022/04/24

aisu

11
アメリカの著名な美術館開設に貢献した大富豪たちの生涯。モーガン、カーネギー、ガードナー、メロン、ロックフェラー、ミラー。最初は趣味からだったり。ヨーロッパの貴族が没落して芸術品を売りに出したら、せっせと買ってアメリカへ…。日本のものもアメリカさんが持ち出して保管して公開して下さったおかげで…なところがあるから、ありがとうとしかσ^_^;2015/07/20

abs862618

1
これはむちゃくちゃ良かった。東海岸の美術館に結構行ったけど、行く度になぜここにこんなものがと思うことが多くて来歴がすごい気になってたのだが、ヨーロッパと違ってアメリカの美術館に関してはなかなか参考になる本が見つからなかったので、これは本当勉強になった。ようやく今までの色んな疑問が氷解した。米国、特に東部の美術館に行く人は事前に読んでおくと理解が深まると思う。2018/08/01

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